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デート
「お、お待たせしました。」
待ち合わせ場所に現れた彼女は、とても可愛かった。
椿の柄の浴衣が彼女を色っぽく見せていた。
「あずさちゃん!その浴衣すごく似合ってる」
「そうですか? 嬉しいです」
「じゃあ、行こっか。」
「はい!」
俺たちは屋台でたこ焼きやチョコバナナを買って2人で食べた。
しばらくすると花火が始まった。
「綺麗…」
彼女はそう呟いた。
俺は彼女の横顔に見惚れていた。
そして。気づいたら俺は彼女を抱きしめていた。
彼女は驚いていたが、何も言わずに俺に身を預けていた。
花火が終わった。
俺は我に帰り、彼女から身を離した。
「ごめん!いきなり。嫌だった?」
彼女は恥ずかしそうに言った。
「嫌じゃないです…。」
夏が、終わろうとしていた。