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チェキ会
今、私は夢にまで見た場所にいる。
それは、私が推しているグループのチェキ会だ。
私は一年ほど前からこのグループにはまり、ライブにも頻繁に行くようになるほどになった。
「はぁ、緊張する」
わたしは、自分の両手を握りしめた。
もうすぐ、わたしの番だ。
そして番号が呼ばれわたしの番になる。
仕切りの向こう側へ行くと、推しがいた。
「こんにちは!今日は来てくれてありがとう!」
ニコニコ笑顔の推しが迎えてくれる。
「ああ、やっぱり癒される。」
私はこのグループのリーダー、健くんに恋をしている。
チェキ会が終わっても、私は余韻から抜けれなかった。
「健くん、好き」
私はさっき撮ったチェキを眺めながらそう呟いた。