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目が合った

ライブはそのまま滞りなく進んだ。曲と曲の間には夜明が挨拶したり、何かの動画が流れたりした。何時間も一人で歌って踊っている夜明を見て逆に心配になってきた。絶対きついだろ、これ。僕には無理だ。


ライブも終盤に差し掛かってきたとき、夜明が中央ステージに向かって走り出した。客が一気に盛り上がる。僕の前を通った時、友達はペンライトを振って必死にアピールしていたが、夜明は笑顔をこちら側に向けただけで全くこちらを見てはいなかった。

やっぱり。アイドルなんて「自分が一番」だろ。

「やばい、めっちゃ近い!かわいい!」

友達がこちらを見て叫んでくる。はふはふしてる。単純だな。まあ、楽しそうで何よりだ。

曲のサビが終わると、夜明はまた走って俺の前を通る。


その瞬間だった。


夜明と目が合った、気がした。


「え、え、え、え、俺今目合った!やばくね!?え!」


友達が叫んでくる。


あほ、勘違いだ。


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