1/2
プロローグ
「あなたは残念ながら死んでしまいました。」
目の前にいる金髪ロングヘアーの女神っぽい衣装を着ている女の人がそう言った。
「えっと…。」
徐々に思い出してきた。
確か俺はいつも通り大学に自転車で向かっていた。
そして、その途中で突然目の前が真っ暗になったような。
「今回の件は私の不手際ですので、特別にあなたを現世の記憶付きで異世界転生させます。」
あー、よくある展開だな。
それなら…。
「俺を最強能力にしてくれませんか?」
女神は嫌そうな顔をしている。
しかし、彼女は自分のミスをごまかしたいのだろう。
「わかりました。最強能力ですね。」
そして、開き直りこう言う。
「本当は前世の記憶を持ち越すだけでもありえないことですからね?」
「ありがとうございます。」
とりあえず感謝の言葉を述べる。
女神はなにやら杖を取り出し、呪文を唱えた。
これが転生の儀式か?
「では、いってらっしゃいませ!」
彼女がそう叫ぶと、俺の体が徐々に消え始めた。
視界が暗くなっていく…。
面白かったら、感想、評価お願いします。