表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/18

15

15



連れてこられたギルドのカウンターで受付を済ませ、ステータスカードを発行するための水晶柱がある部屋に案内された。

部屋の中にある水晶柱はなかなか大きく、太い六角柱が寄り集まり、手前にいい感じの高さの上面が平らになった柱が来る構造だった。

蒼系美少女になったアリシアは、5歳の時に経験済みなのでスタスタと水晶柱に近づき、ペタリと触れてさっさとステータスカードを再発行していた。

(わし)も、アリシアの記憶が馴染み、(わし)自身は初体験しかし、記憶上では2回目のステータスカードの発行を行った。


水晶柱に触れた瞬間、自身のステータスが頭に浮かぶが、なぜかカードが発行されない。

そして、水晶柱からホログラムのように空中に(わし)のステータスが浮かび上がり、名前の項目にエラー表示が付いていた。


--------------------

名前▼

______Error


種族▼

厄災級触手鎧カラミティミミックアーマー


年齢▼

13歳


職業▼

公爵家令嬢

極光の魔王

光の巫女(聖女)

魔法拳士


保持スキル▼

【虚無】【不老】【不死】【不滅】

【擬態】【極光】【鑑定】

【鎧精製】【拳闘術】【魔力操作】

【神聖魔法】【超速再生】

這い寄る混沌(ナイアルラトホテップ)】【機動鎧殻(きどうがいかく)

虚構工場インビジブルファクトリー】【亜空間倉庫(インベントリ)

--------------------


(わし)の名前がなくなっておる」

「いやいや、スキルと職業を見なさい、滅茶苦茶よ!」

「あらあら~、魔王なのに聖女なの~? 大変ね~」

「むぅ、(わし)にも意味が分からんスキルと、(わし)でもヤバいと分かるスキルがあるのじゃ」


(わし)が「ヤバいのじゃ、ヤバいのじゃ」と騒いでいる間、ママ様達が(わし)の名前をどうするか悩んでいた。


「わたくし、極光(アヴローラ)を名前に使うのが良いと思いますわ」


種族が氷晶龍アイスクリスタルドラゴンに変わり、鱗系美少女になったアリシアが(わし)の名前の案を出した。


「あらあら、なかなか良い名前ですね。愛称はアウラかしら?」

「ふむ、ではその子の名前は[アヴローラ・リリエ・スノーサイド]で良いかな?」

「良いと思いますお母様」

「あらあら~、ママも良いと思うわ~」


(わし)の名前が決まると、水晶柱が光りステータスカードが手前の水晶柱の上に現れた。


「あとは、受付にカードを見せてタグを貰って帰るか」

「「分かったわ」のじゃ」


受付にステータスカードを預け、組合票(タグ)を発行して貰う。

タグは、金属っぽい材質のドッグタグのような物で、名前とギルドでのランク、発行したギルドの名前が刻まれている。

そのタグを首に掛けて、ギルドをあとにしようとした時、異世界転生あるあるパート3が発動した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ