クーは私のようです川 ゜ -゜)
しょうがっこうに入った
ふと、クーの生まれたのが、なんでなのか考えた
なんでなのかな、ふしぎだったからおとうさんとおかあさんに聞いてみる。
『クーが生まれてきてくれたそのことに意味があるんだよ』
そうなのかな、そうなのかも
けどなんかわかんないな
せんせーに聞いてみる。
『いじめられているのかい?』
そうじゃないの、ただ不思議に思っただけなの。
『そうかい、じゃあ、それをいつまでかかってもいいから見つけてきなさい』
わかりました、頑張ります。
結局答えは教えてくれなかったな
お友達に聞いてみる。
『そんなことより昨日のvipキュア見たー!?』
うーん、みてないよ
『それがね!』
空をみあげる
なんでクーはここにいるのかな。
中学校に入った
あたしはいつか、自分の存在の理由を考えた事を思い出した。
何で自分は存在してるのか
そう思っていたら友達がべそをかきながら話しかけてきた。
『ねぇねぇ!うちの彼氏がさぁ〜!』
こんな悩みなんかとは関係なさそうだな。なんて
少し羨ましかった
先生に聞こうかな、なんて思ったけど、なんとなく恥ずかしかった。
親に聞いたら
『クー!宿題はしたのか!?次テストがあるんだろ?そういうことを考えてる暇が〜』
言ってることは正しいのに何故かムカついた。
周りの人達は自分自身に自信を持ってる
あたしだけひとりぼっちだ
あたしは誰なのかな。
高校に入った
センターに大学受験
色んな試験が控えていて勉強で寝る暇もない
私は私しか頼れない。
ふと自分は何者なのか考察したことを思い出した。
私は何者なんだろう
気が緩んだところを先生に怒鳴られた。
『おい!クール君!何をぼやっとしとるか!!!やる気がないなら帰りなさい!』
友人はクスクス笑っている。
連日の疲れで頭が痛い
気分も悪い
家に帰って少し横になった。
親が叫ぶ
『私立は受けさせれないんだからな!!最近気が抜けてるぞ!!!』
私って…
私はなんで生まれたの?
私はなんでここにいるの?
私は誰なの?
私って…生きる意味あるの?
ないよね?ないんだよね!?
だからわかんないんだよね!!!
私は!!!
私は!!
私は!
私!
!
気がつくと私が横にいた。
あ、夢の中だな。なんて直感した
川 ゜ -゜)「やぁ、私」
こ、こんにちは?
川 ゜ -゜)「どうしたんだい?私は私だろ?」
なんか変な感じね
川 ゜ -゜)「うん、君はそう思うんだね」
あなたは思わないの?
川 ゜ -゜)「思うに決まってるだろう、君は私なんだからね」
そうなんだ、ふふっ、変なの
川 ゜ -゜)「自分に向かって変なのなんてよくいうね」
だっておかしいよ
川 ゜ -゜)「うん、そうかも」
そうだよ
川 ゜ -゜)「…君は悩んでいるんだよね?」
…そうよ
川 ゜ -゜)「自分はなんで生まれてきたのか
自分はなんで存在するのか
自分は誰なのか
自分は生きる意味があるのか」
川 ゜ -゜)「わからないんだよね?」
…そう。
そうよ!だからなによ!
誰も教えてくれない!考える時間もない!
考えてもわからないし!
そもそもないのよ!
川 ゜ -゜)「そんなことはないよ」
川 ゜ -゜)「きみは、みんなから祝福されて生まれてきたんだ」
川 ゜ -゜)「おとうさんとおかあさん、そのおとうさんとおかあさんにね」
川 ゜ -゜)「みんながきみが生まれてきてくれて嬉しかったのさ、そしてきみはいろんな人に幸せを与えてる。それがきみの生まれた理由さ」
そんなことない!親は私に興味なんてないし!口を開けば勉強しろ!
周りだって私が不幸になるのが面白いみたいだし!
川 ゜ -゜)「うん、そうだね、けどきみが泣いてる友達の話を聞いてあげた時。
親に成長した姿を見せた時。
先生から習ったことを実践した時。
みんな嬉しかった。みんな幸せだった。そして同じ機会は将来もくる。」
川 ゜ -゜)「きみは幸せを振りまくんだ。
みんなって言ったけど、みんなじゃなくてもいいよ。
近くにいる少しの人たちだけで良いんだ。幸せにしてあげてほしい。」
私なんかが周りを幸せにできるのかな…私じゃなくても…
川 ゜ -゜)「きみにしかできないよ。
きみがそうしようと思う限り、必ず周りを幸せにできるんだ。
逆に言うなら、きみがいないと周りは幸せになれないんだ。」
川 ゜ -゜)「きみが生まれたことは良かったんだ。」
川 ゜ -゜)「きみが存在することだけで幸せを振りまくんだ。」
川 ゜ -゜)「きみが生きてることで幸せになれる人がでてくるんだ。」
きみは君で私だ、だったら自信を持っていいだろう?
あはは、そうかもね!
何笑ってるんだい
あら、私なのにわからないの?
ふーむ、やはり私だ、少し変だな
私はあなたなのね
君は私さ
そっか〜
そうさ
また会える?
もちろん
また話を聞いてね
いいよ、聞いてあげよう
偉そうね!
あはは、そうかもな。
『またね』
…目が覚めた
そこは自分の部屋だったけど、かけた覚えのない毛布がかかっていた。
ご飯があって、近くにメモ帳があった。
『強く言いすぎてすまなかった。お前が頑張ってるのは知ってるんだが、つい心配で』
おとうさんの不器用な字だった
おかあさんの作るご飯はやっぱり美味しいな。
携帯を開けたらメールが届いていた
友達からだった
『クー、明日一緒に勉強しに行こう!なんか最近疲れてるみたいだから、話を聞くよ!まえに話を聞いてくれたお礼だからね!』
ありがとう。うん、図書館に行こう。
そう送ってまた寝た。
翌朝学校に行ったら
先生から呼ばれた。
『クール君、おめでとう!模試の結果がよかったぞ!最近よく頑張っていたからな!先生は嬉しいぞ!!』
先生とハイタッチをした。
私は…私
それ以上でもそれ以下でもないけど。
私がみんなを幸せにできるなら
…幸せ
ね?私
川 ゜ -゜)
川 ゜ー゜)ニコッ
クーは私のようです川 ゜ -゜)
初めてほのぼの系を書いてみました(╹◡╹)
皆さんも同じ悩みを持ったことがあるのではないでしょうか?
幸せを与えられるのはクーだけではありません。
そこのあなたでも、自信のないあなたでも、だれでも、
それぞれ1人1人誰かに幸せを与えることができます。
そうして幸せを与えているあなたは間違いなく
生まれてきた意味があります。
存在する意味があります。
生きている意味があります。
自分は違う?そんなことは言わないでください。
あなただって今までいろいろな人をたった一度だけでも幸せにしたことがあるでしょう?
なら大丈夫、自信をもってください。
え?たったの一度もない?そんなことはありません。ここまで読んできてもらえました。
読んでもらえた筆者はすごく幸せです。ありがとうございます。
クーは自分と向き合うことで、自分が誰かを知りました。
幸せを与えたあなたは『幸せを与えられる』あなたになります。
もし、将来、『自分』がわからなくなったらまた読みにきてくださいね。
読みに来るだけで、あなたは筆者に『幸せを与えられる』あなたになるのですから。