出会い<前編>
とうとう本編に入りました!相変わらずの文章力ですが(特に今回はなぜか)、是非読んでみてください。
今は2150年8月に入って間もない頃、人々は暑さから逃れるので必死の中、凛太朗はその暑さを満喫していた。
「いやぁー!今日もムシャムシャ君の当たり引いてしまったなぁ〜」
そんな事を言いながら歩いていた凛太朗は今まで生きてきた15年間でジャンケンでは無敗、ゲームのガチャでは狙ったキャラが確実に当たってしまう、そんな強運の持ち主だ。そして今日も学校の帰りに買ったムシャムシャ君ソーダ味で当たりを当てたのだった。
「俺ってば、なんでこんなに強運なんだろうな〜この強すぎる運を誰かに分けてやりてぇよ。」
「その言葉本当ラキか!?。」
何処からか甲高い声が聞こえてきた。凛太朗は声の主を探すが辺りには丸い縫いぐるみしかなかった。
「誰だよ、こんな所に縫いぐるみ捨てたのは。」
「誰が縫いぐるみラキか!!それに僕は捨てられてないラキよ!」
「なっ!縫いぐるみが喋ったぞ!?まさかこれはアニメとかでよくあるやつじゃ…っまそんな訳ねぇか。」
さっきと同じ甲高い声が縫いぐるみから聞こえてきて一瞬、プリ◯ュアみたいな感じがすると思いつつ凛太朗はその場を離れようとした。
「ちょっと無視しないで欲しいラキ!話だけでも聞いて欲しいラキ!」
またもやあの縫いぐるみから声が聞こえてきた。何か俺に話がある様だ。
「はぁー、縫いぐるみの妖精?が俺になんかようか?俺は今ムシャムシャ君食べるので忙しいから手短に頼む。」
凛太朗は会って数秒の相手に呆れた顔でめんどくさそうに言った。
「そんな顔しないで欲しいラキ、それに僕は縫いぐるみの妖精じゃないラキ!僕にはラッキと言う名前があるラキ!」
そんな事を言うラッキと言う生物に、凛太朗は更にうざそうな顔をした。
「それで?そのラッキさんは俺に何かようですか?なんか言葉がどうとか言ってたような…」
「そうラキ!君はさっき運を分けてくれると言ってたラキね?」
「まぁな!なんせ俺は超超!強運だからな!出来る事ならわけてやりてぇよ。」
ラッキにさっきの発言を問われ、凛太朗は自分の唯一の自慢を自信満々に言った。
「本当ラキか!!それならその運を僕に分けて欲しいラキッ!」
いきなり訳の解らない事を言うので流石にキレて帰ろうとした。
「ちょっと待ってラキ!?僕にその強運を分けて欲しいラキ!?」
「はぁ!なに訳のわからねぇ事言ってんだ!ちゃんと詳しく分かるように説明しやがれ!!!」
いきなり大きな声を出したせいか、周りに居た人がこっちをみている。中にはヒソヒソ話をしている人もいる。
「……わかった、わかったよ!ここじゃ迷惑になるから俺の家にこい。」
如何だったでしょうか?すごい文章力でしょう?_:(´ཀ`」 ∠):これから徐々に慣れていきたいと思います!