第十一話:律神アカデミー初登校――『壊滅座』の姫君による絶対的守護と、沈黙を貫く『無力』の王子
こんにちは、ムハンマド・ワカスです。第十一話では、ついにタカシとアイラの『律神アカデミー』での生活が始まります。力を一切持たないことで侮蔑の対象となるタカシと、彼を侮辱する者を容赦なく叩き潰すアイラ。幼いながらも圧倒的な力を振るうアイラの活躍と、それとは対照的なタカシの静かな物語をどうぞお楽しみください!
律神アカデミーの空は、雲一つなく晴れ渡っていた。
ハヤトはタカシを正門の前で降ろすと、珍しく悪戯っぽい笑みを浮かべ、息子の二色の髪をくしゃくしゃに撫でた。
「楽しんでこい」――彼はそう言い残し、背を向けて歩き去った。
タカシは一人立ち尽くし、鞄のストラップをぎゅっと握り締める。
「だんな様ぁぁぁーーーッ!」
その時、歓喜に満ちた絶叫が中庭を突き抜けた。
タカシの体が凍りつく。
振り返るまでもなかった。アイラが、純粋で抑えきれない幸せに顔を真っ赤に染めながら、猛烈な勢いでこちらへ突進してくる。
彼女はまるで空を飛んでいるかのようで、上級生たちの冷ややかな視線など完全に無視していた。
五歳の少年の胸に、猛烈な羞恥心の波が押し寄せる。
タカシは顔を真っ赤にしながら深くうつむき、踵を返すと、陰鬱なオーラを全身から放ちながら教室へと逃げ出した。
教室に入り、彼は空いている席を見つけた。
だが、その平穏は長くは続かなかった。
「おい、見ろよ。あれが例の奴だぜ」
「何しに来たんだよ? 神ノ光の一滴も持っていないくせに」
「掃除のやり方でも習いに来たのか?」
少年たちのグループが嘲笑を浮かべ、わざと掌に小さな属性の神ノ光を灯して、覚醒した力を見せびらかした。
バタンッ!!
教室の扉が、乱暴に蹴破られる。
アイラが、タカシを求めて喜びいっぱいの表情で踏み込んできた。
しかし、彼女が周囲の嘲笑を耳にし、少年たちが彼を指差しているのを目にした瞬間、その笑みは消え去った。
彼女のオーラが爆発する。
見開かれた瞳は、もはや無垢な子供のものではなかった。
壊滅座一族に伝わる戦慄の能力――|赤き瞳の『悪夢モード』《ナイトメア・モード》。
『幻律』。
教室内の気温が瞬時に氷点下まで叩き落とされた。
嘲笑していた少年たちは呼吸を詰まらせ、脳内をジャックする凄まじい恐怖の幻影に、白目を剥いてその場に硬直した。
アイラは止まらなかった。彼女は純粋な肉体エネルギーを解き放つ。
バリバリッ!!
彼女の足元の堅牢な石床が、蜘蛛の巣状にひび割れ、クレーターを形成した。
クラス全体が死んだように静まり返り、座席に座ったままガタガタと震え出した。
自らの意思を誇示した後、彼女の瞳から恐ろしい赤が消え、即座に甘く、幸せそうな笑みが戻った。
彼女は弾むような足取りでタカシの元へ駆け寄り、隣の席に腰を下ろした。
タカシはただ机を虚ろに見つめたまま、完全に沈黙し、自身の暗い世界に閉じこもっていた。
そこへ教師が慌てて駆け込んできた。ひび割れた床を見て、神経質そうに汗を拭う。
「こ、コホン! それでは、自己紹介を始めましょう!」
子供たちが一人ずつ立ち上がっていく。
アイラの番が来ると、彼女は誇らしげに胸を張った。
「私は静神・アイラですっ!」――彼女は晴れやかに宣言した。
クラス中が、激しくも怯えた囁き声に包まれる。
(待て……静神だって?)
(でもあの赤い目……彼女は壊滅座の姫君だろう!?)
(なぜ、あいつの名字を使っているんだ?)
最前列の少年が怯えながら囁き返した。「数日前に結婚したんだってさ! 暮らしはまだ別々らしいけど」
「「「「おおおーーーっ!!」」」」
驚愕の叫びが、教室中に反響した。
その隣で、タカシは瞬き一つしなかった。
彼はただ頬杖をつき、周囲の騒ぎを完全に無視していたのである。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
アイラの『悪夢モード』、凄まじかったですね! 五歳にしてクラスを震え上がらせる彼女の愛は、もはや恐怖に近いものがありますが、タカシにとっては唯一の盾でもあります。そして、アイラが当然のように「シズカミ」を名乗った時のクラスの反応も、これからの中央拠点の勢力図を予感させます。
皆さんは、アイラのこの強すぎる愛が、将来タカシにどのような影響を与えると思いますか? また、アカデミーでタカシはどうやって自分の道を見つけていくのでしょうか。ぜひコメント欄で考察を聞かせてください!
改めて初めまして。私の名前はムハンマド・ワカス(Muhammad Waqas)です。パキスタン出身の大学生です。
私は日本のアニメやマンガ、そして文化を心から愛し、深く尊敬しています。日本語はまだ勉強中で分からないことも多いですが、日本のライトノベル市場についてはたくさんリサーチしてきました。
私の夢は、自分の描いた物語がいつかアニメやマンガになることです。その夢を叶えるために、この小説を書き始めました。
現在、この作品は英語サイトの「Royal Road」でも連載しており(https://www.royalroad.com/fiction/159960/the-sealed-saviour)、読者から非常に良い反響をいただいています。この素晴らしい反応を見て、ぜひ日本の読者の皆様にも読んでいただきたいと強く思いました。
本来であればプロの翻訳家の方に依頼したかったのですが、学生である私にはその費用を支払う余裕がありませんでした。そのため、AIの力を借りて、できる限り日本の文化や表現に寄り添えるよう努力して翻訳しました。AIを使っているため、もし日本語に不自然な部分や至らない点があれば、どうかお許しください。そして、優しくご指摘いただけますと幸いです。
物語の世界観や設定はすべて完成していますが、私には絵を描く技術がありません。
もし、この物語を気に入ってくださり、マンガ化のコラボレーションに興味がある日本のマンガ家さん、またはプロとして翻訳・編集をサポートしてくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひお話ししたいです!
どんなご相談でも大歓迎ですので、以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
連絡先:thesealedsaviourofficial@gmail.com
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