月の夜に
掲載日:2026/04/08
膝を抱え込みながら
途方のない話につきあってた
最終的にふたりになっただけのこと
たまたま、聞き役が僕一人になったこと
帰る方向がおんなじだったから
キミは途中から
見上げた月に向かって話をした
僕が願うように
月はキミの疑問に答えてくれるのかな
キミの願いなら
月も黙っては
いられないかもしれないね
透き通った午後
キミのココロだけでも
透き通って見えるものなら
いちばんに
僕という存在を探してしまうけど
どうもそんなふうには
いかないかもね
僕は他人のフリをして
キミの答えを遠くから見守るだけ
それだけでもいいよと思う
自分がいる




