刑事ちゃんのした、悪さ……
「ペケポン!刑事ちゃんはこれから語るよ!」
「おねしゃーす」とペケポンは敬礼!「うん」
「ボクは…幼い頃ね!家族、両親とお兄ちゃんとボクの四人で!川へキャンプに行った事があった。」
「兄は幼くて……弟のボクは、もっと幼かった。」
「家族みんな、」「楽しいなー!」「楽しいなー!」
「って!言ったの…!四人全員で遊んで、両親はすぐに疲れてしまって!テントで、寝てしまった…兄ちゃんは…遊び足りなくて…愚かにも、川の深くなっている所へ……」 「うん、うん!」
「………うーん!、兄ちゃんはいつも、ボクの事をイジメていたから、大嫌いだった……」
「……おっ!過去形!?」 「…そう!兄ちゃんは……おい!刑事ちゃん、お前はナマイキだから…こうしてやる パンパンパン!家族で兄弟だから遠慮なし、ありとあらゆる理由で暴力!」
「カワイソー!」ペケポンは泣きそうポーズをしながら言う
「大嫌いだったから…兄ちゃんが川で溺れ始めても…それをずっと眺めていた、死ねばいいと思って眺めていた。」 「…………」
「何もしてくれないボクに、兄ちゃんは泣いていたのかも……しばらくしたら、兄ちゃんは、川に流されていった」「…………」
「嫌いな兄ちゃんが死にそうになって、近くにいる両親はそれに気付かない…興奮したよ!自分が神様になった気分………両親を起こしに行けば…今でも、兄ちゃんは生きていたと…思う!もし、あの時、両親を起こしに行っていたら…兄ちゃんは今でもボクの事をイジメていたのかな?」
「………」 「どう?ペケポン?ボクも刑事ちゃんだって中々の…コマッタちゃんだろ!」
「………ナカーマ!」 「イェイ!」
「……刑事ちゃん!」 「なぁに?」
「兄ちゃんが亡くなって……ご両親は?」
「うん、それは…二人はお互いを責め合って…!」
「父は!ボクと母を見捨てて、コレまた粋な自殺をしたの…」 「どんな!」
「……グイグイ来るね!」 「友だちでしょ!教えてよ!」




