表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[完結済]【呪い系ホラー】こはるちゃん、いっしょに。  作者: てっぺーさま
第二章 血塗られた過去

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/65

止まらぬ悪意

【闇堕ち少女、怨霊(おんりょう)と化す——】

「あの子、ずいぶんやつれたな」

 奈央は遠目から原口華菜子の姿を見て笑みを浮かべる。

 そこに、かつての優等生の姿はなかった。うつむきがちに歩く姿は自信なさげで、頬はこけて顔色は冴えない。さらに、まるで被害妄想に取り憑かれたように、周囲の視線を過剰に気にしている様子が痛々しい。

 カズマから聞いた話では、原口華菜子はまだ風俗店を辞めていないらしい。どうやら、店長が退職を認めなかったという。それも当然だろう。彼女は見た目がいいから人気もあるはずで、そんな稼ぎ頭をああいった店が簡単に手放すとは思えない。

 奈央はその状況を利用して、さらに彼女を追い詰めることにした。

 仲間に頼んで原口華菜子をレイプさせ、さらに金まで手に入れたというのに、胸の奥で渦巻く悪意は収まる気配がない。心の奥底に潜む悪魔が、あの女をさらに不幸にさせろと囁いてくる。奈央はその心の声に素直に従った。

 奈央は人目のつかない場所で電話をかけた。

「もしもし、片岡先輩? 奈央です。覚えてますか? あの、いきなりなんですけど、とっておきの情報があって——」

※ポチッと評価、お願いします(^_^)v

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ