午前5時の憂鬱
眠れないのである。
目が覚めてしまったのである。
人生という一冊の本がここにある。ここにあるとする。
その本の長さは誰にも分からない。
ある日突然、ページ数がもう残り少ないことに気づいてしまうのだ。
ガンなんて病気にかかると(しかもステージ4なので手術もできない)、否が応でも先のことを考えてしまう。
事実10月の下旬は、本当にヤバイ状態だったらしい。本人にあまり自覚はなかったけど。
だいぶ良くなった今でもふと考えてしまう。
わたしの持っている人生という名の本の、残りのページ数を。
どれだけ残っているにせよ、好き放題ページにいろいろ書きたい。
そんなことを考えて眠れなくなる午前5時。