小説家と俺
作者作品『部長と僕』を読んでいない方はそちらを先に読むことを強くおすすめします。
俺には彼女がいる。
友達が人数合わせで俺を呼んだ合コンで、彼女とは出会った。
顔がきれいで性格もいい。職業は小説家だそうだ。高校では科学部に所属して会長までこなしていたらしい。才色兼備じゃないか!
俺は一目惚れしていた。猛アタックの末に二人で食事に行くことになった。
食事の日、俺は初めて彼女と手をつないだ。彼女も拒否しなかったんだ。多分よかったんだと思う。
その末に今に至る。なんだけど。
彼女のスマホについてるハートの片割れみたいなストラップ。あれってなんなんだろう。ずっと気になってる。
ーーーこのあと彼が彼女のせいで面倒ごとに巻き込まれるのは…いうまでもない。
なぜ連載小説にしなかったのか!!
というわけで部長と僕の続編?的なものです。少し未来。理くんも彼のことを止めてやればよかったのに…。