表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/15

4.【余談】ピラミッドは「墓」じゃない? ~王の遺体・遺物の謎と新説~

セサミン(小さな恐竜キャラ)

「博士ー! ピラミッドって墓じゃないって本当? でも中から王様のミイラが出てきたんでしょ? どういうこと?」


ごま博士(白髪の研究者)

「実は、これには考古学者たちの大論争があるんだよ! 確かにピラミッドからは王の遺体や副葬品が見つかっているけど、『墓』という説に疑問を投げかける研究者も増えている。いくつかの説を紹介しよう!」


■ ピラミッド=墓説の「矛盾点」■

「王のミイラ」がピラミッドからほぼ見つからない


ギザの三大ピラミッド(クフ王、カフラー王、メンカウラー王)の中からは、王のミイラは一體も発見されていない。


現在「王のミイラ」として展示されているのは、**王家のルクソール**で見つかったもの(新王国時代、紀元前1500年頃)。


「墓」ならば、なぜ盗掘対策が甘い?


ピラミッドの内部は意外と簡素で、「墓」としての防衛機能がほとんどない。


一方、後の時代の「王家の谷」の墓は、迷路のような構造で厳重に隠されている。


■ では、ピラミッドは何だったのか? 5つの新説 ■

1. 【宇宙説】「星との通信装置」

ギザのピラミッドは、オリオン座の三つ星と配置が一致。


一部の研究者は「天体観測や宇宙人とのコンタクト施設」と主張(※ただし学術的根拠は薄い)。


2. 【エネルギー説】「古代の発電所」

ピラミッド内部の花崗岩や地下水脈が**「振動共鳴」**を起こし、エネルギーを発生させたという説(物理学者クリストファー・ダン提唱)。


3. 【農業説】「巨大な穀物貯蔵庫」

中世アラブの歴史家アル・マクリーズィーは、「ピラミッドはヨセフが飢饉に備えて作った小麦倉庫」と記述。


4. 【宗教説】「復活装置」

ピラミッド内部の「王の間」は、**「王の魂を宇宙エネルギーで蘇らせる装置」**だった可能性(エジプト学者ジャン=ピエール・ウーダン説)。


5. 【政治説】「国威発揚のモニュメント」

ピラミッド建設当時(紀元前2600年頃)、ナイル川の氾濫で農地が使えず、失業対策の公共事業として建造されたという説。


■ では、王の遺体はどこに? ■

ピラミッド近くの「衛星ピラミッド」や「地下墓室」に安置され、後に盗掘で散逸した可能性が高い。


例:


クフ王のミイラ→未発見(棺のみが「王の間」に残るが、空だった)。


スネフェル王(最初の真正ピラミッド建造者)→ダハシュールの赤ピラミッドで遺骨の断片を発見。


■ 結局、ピラミッドの正体は? ■

セサミン

「結局、ピラミッドは何なの? 墓じゃないの?」


ごま博士

「現在のエジプト考古学の主流は、**『墓として建てられたが、後の時代で用途が変わった』**という説だよ。もしかしたら、『墓』以上の宗教的・科学的意味があったのかもしれない。でも、**王の遺体を永遠に守る『復活の装置』**という考え方は、間違いではないんだ。」


セサミン

「ふーん…ピラミッドって、まだ謎だらけなんだね!」


【まとめ】ピラミッドの真実は「複合施設」?

「墓」説の弱点 → ミイラ不在・防衛機能不足


新説の例 → 宇宙通信・発電所・穀物倉庫・復活装置・公共事業


現在の見解 → 「墓+α」の複合施設だった可能性大


ごま博士

「ピラミッドは、単なる墓ではなく、古代エジプト人の『死生観』と『科学技術』の結晶なんだよ。胡麻油が神聖だったように、彼らにとって『永遠の命』は最も重要なテーマだったからね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ