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1.【第1章】セサミンとごま博士の古代ごま探検!

セサミン(小さな恐竜キャラ)

「博士ー! ごまって、本当に昔から食べられてたの? 恐竜時代にもごまはあった?」


ごま博士(白髪の優しい研究者)

「ふふふ、セサミン君。ごまの歴史はとっても古いんだよ。人類が農耕を始めた頃から、ごまは『スーパーフード』として愛されてきたんだ。でも、恐竜時代には…残念ながらまだなかったね。ごまの祖先はアフリカで生まれたと言われているから、人類の方がずっと後輩なんだよ!」


1. 古代メソポタミア~「ごまは神の食べ物」

セサミン

「じゃあ、最初にごまを食べたのは誰? 王様? それとも普通の人?」


ごま博士

「実は、メソポタミア(今のイラク)の農民たちが最初に栽培したんだ。紀元前3000年頃の粘土板には、『ごま油で灯りをともした』と書かれている。そして、王や神官たちは『ごまは神からの贈り物』と考えて、神殿の儀式でも使ったんだよ。」


セサミン

「えー! ごまって、そんなにすごかったの!?」


ごま博士

「そう。ごま油は『永遠の命の象徴』とされ、エジプトのピラミッド壁画にも描かれている。クレオパトラもごま油を美容オイルとして使ったと言われているんだ!」


2. 自然界のごま~自生から枯れるまでの一生

セサミン

「じゃあ、野生のごまってどんな風に育つんですか? どこに生えてるの?」


ごま博士

「野生のごまは、アフリカのサバンナが原産だ。乾燥に強く、1メートルほどの背丈で、ピンクや白の可愛い花を咲かせる。そして、花が枯れると、中から**さや(莢)**ができて、パチンとはじけて種を飛ばすんだ!」


セサミン

「パチンって!? すごい! まるでポップコーンみたい!」


ごま博士

「そうなんだ。ごまの莢は熟すと自然に裂けるから、昔の農家は『収穫のタイミングを逃すと、種が全部飛んで行っちゃう!』と焦ったんだよ。今は品種改良で、莢が開きにくい種類も作られているけどね。」


3. ごま栽培の歴史~世界を旅した一粒

セサミン

「ごまはどうやって世界中に広まったんですか?」


ごま博士

「最初はアフリカから中東へ。そして、シルクロードを通ってインドや中国へ伝わった。インドでは『ごまは浄化の力がある』とされ、仏教とも深い関わりがある。日本には奈良時代に伝来し、貴族たちがごま豆腐やごま和えを楽しんだんだ。」


セサミン

「へぇ~! ごまって、すごい冒険してるんだね!」


4. ごま農家の苦労~温暖化の影響は?

セサミン

「今のごま農家さんは大変なんですか?」


ごま博士

「実は、ごまは雨が少ない地域でよく育つ。でも、最近の異常気象で、干ばつがひどくなったり、逆に大雨で病気が増えたり…。例えば、アフリカのスーダンでは、ごまの生産量が減ってしまった地域もあるんだ。」


セサミン

「えー! じゃあ、ごまが食べられなくなるかもしれないの?」


ごま博士

「大丈夫! 科学者たちが干ばつに強いごまを開発しているし、日本でも水やりを減らせる栽培法を研究している。みんなでごまを守っていくんだよ!」


【まとめ】ごまは「人類最古のフレンド」!

野生のごま → アフリカ原産、莢がパチンとはじける!


古代メソポタミア → 神への供え物、灯りや美容に使われた


シルクロードで世界へ → インドの宗教、日本の貴族食に


現代の課題 → 温暖化で栽培が大変…でも科学の力で対策中!


セサミン

「博士、ごまってすごいね! 僕もごまをいっぱい食べて、元気になる!」


ごま博士

「そうだね、セサミン君。ごま一粒には、何千年もの歴史と、たくさんの人々の知恵が詰まっているんだよ!」


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