げいしゃみち
リメイクして欲しい作品ありますか?
とある作品がリメイクされて嬉しかった反面、どうしてオススメできなかったか思い出すんですよねー。暗いお話って他人に勧める時どうします?内容隠します?後味悪いって伝えます?
騙して悪かったな…でもお前の物語だろ?責任持てよ。これが覚悟ってもんだ。そうですよね、ATLASさん?
ここまでの提供は
「思い出深いゲームでボロ泣きするendigo」と
「選択肢でヒロインにバチボコキレる、一般運命背負わされ学生魔神のスタンド」の提供でお送りしました
午前零時です
名前は?
才川れみ。15才です。
願いは?
私…みんなに好きになって貰いたい。アイドルになって好きになって欲しい。駄目、なのかな?
それが願いなら、俺が断る必要がないな
そうなの?噂と違うのね…安心したわ。
噂?それよりも覚悟して欲しい
何を?
おそらく長い道のりになる。結果、アイドルになったとしても、好きになることを忘れてはいけない
どういうこと?アイドルになるのに、そんなことも考えないといけないの?でも、文句は言わないわ。絶対叶う夢だもの。
食事処ぼういんぼうしょくにて
「うぃー、ベルゼブブ。遊びに来たぜ〜…」
店内を見渡すとドロク様と死神様がいつものメンバーに囲まれていた。
「どういうこっちゃ?」
「マモン、突っ立ってないで手伝え!ワタクシはベルフェゴールと料理を作ってますので、貴方は配膳しなさい!」
「えぇ〜?やるけども…」
テーブルに潰れている2人は何かブツブツ言っている。
「世の中クソだな」
「せやな、自称正義ゴミやな」
「んだな、世の中クソだな」
を繰り返し呟いている。
「おふたりとも、どうしたんですか〜?アタシには何が何だかわかんないっすよ〜」
「…レヴィくん、君はネットの海も把握しなきゃだよ?」
死神様はそう言って、スマホを投げ渡す。
「んんん?『有名アイドル電撃引退』これがなんかしたんですか〜?」
「ウチそれ知ってる!なんかー、テレビ局で男女のゴタゴタに巻き込まれた奴でしょ?その件っておふたり関わってましたっけ?」
「関わってはいないが、たかがゴシップで引退させられる時代とはね…いいご身分だよ、家畜の癖に」
「もっと言えば、この子は仲裁した側で悪いことしてないのに、勝手にグルと決めつけられたんだよねー。ほんとマスゴミ・女女様々って感じ」
「し、死神様、飲み過ぎは体に毒ですよ?」
「うるさい!サタちゃんは黙ってなさい!!!」
「す、すみません…」
「えっと…つまり、身勝手な制裁で1人のアイドルが消えたことにがっかりしてるってこと〜?」
「この国を代表する1人だったからな。紛れもなく興行収入はトップクラス。それが適当やったテレビ局のせいで、情報が漏れるわ批判されるわで辞めざるを得ない…海外から非難されるのも納得だ」
「別に外のことは放っておいてもよくないですかー?」
「そんなことないぞ、アスモデウス。1つの会社として考えれば、いつ引き抜いてもいい金の実。ほとぼりが冷めたら存分に金稼ぎに使える。俺はそう考える」
『なるほど』
「なるほど、じゃねーよ。経済ってそんなもんだよ…ほれ肉、肉料理持ってきたぞ」
コレステロール山盛り豚の角煮(1つあたり850円)
「え〜、魚料理がいい〜」
「テメェのじゃねーよ!…そんで、ドロク様は何を悩んでいるんすか?」
「マモン、アイドル育成したことあるか?」
「藪からスティック!?したことないっすよ」
「だよなぁ〜。俺にはプロデュース力は無い気がするんだよなー」
「その為にオレを呼んだのか?」
「うぉん!?ルシファー!!?」
「何しに来たルシファー?」
ルシファーとサタンが睨み向かい合う。
「いちいち貴様の許可が欲しいのか、サタン?」
「今の今まで分け与えられた奴隷どもを蔑ろにしてた癖に、しゃしゃり出るのは随分と身勝手すぎないかルシファー?」
「よせ、サタン。俺が呼んだんだ」
「…」
黙って死神様は立ち上がり、ルシファーに寸止め顔面パンチ。
「向こうでボクの晩酌に付き合ってよ…」
サタンと死神様はガンを飛ばしながら、他3名は気まずそうにその場から離れた。
「座りなよ。それとも、座りたくない理由があるのか?」
「…オレは忙しい。要件を話せ」
ルシファーは椅子に座った。
「そんなに急ぐ必要なんてないだろ?料理だってほら、運ばれてくるんだし…」
ドロク様はフォークで角煮を突き刺し持ち上げると、下から見上げるように口を開けて肉塊を放り込んだ。グチャグチャと音を立てながら、ルシファーを見つめるドロク様。こんな端ないドロク様は初めて見る。
「ごくん…美味い。ベルゼブブ、美味いぞこれ」
「…感謝の極み」
「会話をしないなら、帰らせてもらうぞ」
「そういえば、娘との旅行はどうだった?充実した旅行だったか?」
「答える義理はない」
ルシファーは席を立つ。
「座れよ」
「断る。無駄な時間だった」
その場から離れる瞬間…
「座れ」
ドロク様が発した言葉通り椅子に座り、屈服したかの様にテーブルを頭で叩きつけた。
「…な…何が…起こって…いる…?」
「る…ルシファー…巻き込む…なよな…テメェ…だけの…問題…じゃ…ねーからよ…」
重圧。ここにいる悪魔全員に負荷がかかり、押し潰されそうになる。
「残念だったなルシファー、今ここでお前は俺の下になった。俺の命令を聞き入れた以上、お前はもう俺から逃げられない」
「な…ぜ…?」
「お前たちは『七つの大罪』なんだろ?手放す訳ねーだろ、こんな優良物件。現世に居るからには、俺の手駒として働け」
「きっ…さま…!!!」
「抵抗するのかルシファー?なら、罰として…そうだなぁ、お前の娘に対価を払って貰うか?」
「なん…だと…!?」
「『失楽園』だったか?内容は覚えてないが、起こしても良い。面白そうだからな。お前の何人目かの娘が犠牲になるだけだ。ただし、この国だけは救わせてもらう。少し勿体ないが、海外で活躍する日本人は国民の希望の象徴として活かすか。俺の使命は…言わなくても分かるだろ?」
ドロク様はルシファーの目線に立つ。
「どうするルシファー?罪として働くか、罰として事を起こすか。どちらを選ぶ?」
「…」
長いような、短い沈黙だった。
「…今回は…どのような…案件…ですか…ドロク様?」
ルシファーが言葉を発し終えると同時に重圧は解かれた。
「長い仕事だ…今回の少女の願いは、本人が自覚するまで永遠に続く。終わりが予想出来ないんだ」
「えー!?めっちゃダルいじゃないですかー」
「故に、君たち7つの悪魔と死神ちゃんと俺でプロデュースしようではないか、最強のアイドルを」
「わっ、なんか楽しそ〜。ドロク様、アタシは何をしたらいいですか〜?」
「ルシファーとレヴィアタンで才川れみの人間性を上げろ」
「わかったよ〜」
「…御意に」
「マモンとアスモデウスは日常生活の監視と管理だ」
「オシャレならウチがサイキョーっしょ!」
「なら、トラブルは自分が適任っすね」
「ベルフェゴール・ベルゼブブは淑女の嗜みを教えろ…またベルコンビだな、すまん」
「謝らないでください、ドロク様」
「正直わたくしたち、キャラ薄いんですよね」
「サタンと死神ちゃんでボディガードだな」
「よっしゃ!サタちゃん、とりあえず才川の家にカチコミ行くぞ!!!」
「…はいっ!」
「リトル待てぇい!?早速トラブル起こさないでくださいよ死神様〜。あと、サタンお前酔ってるだろ?頭冷やせ」
露骨に不機嫌な顔をするサタン。
「…マモン、君は稀に空気読めないよな」
「ナチュラル暴言!?そんなことないっすよドロク様〜」
「いや、マモちゃんって空気読めてないよ実際」
「うん、マモンは空気読めないジーニアス。ノンデリってやつだねー」
「ガールズの言葉が酷いっ!」
#セブンティーンドールズ #セテドLive #めちゃかわ
いやー、今日も最高でしたわ。眼福です。
みんなめちゃかわでしたよ。尊すぎて出血大サービスです←変態
でもさー、れみちゃんなんか合わなくね?
わかる。浮いてるよね。
ダンス、歌とか上手だけどメインの器じゃないよな。
それなー。センター方面にくるキャラじゃないよな。縁の下の力持ち的な?
他の娘と比べるとブスよな^ ^
おっ、アンチ処すかー?
「ちょっと才川」
スマホをいじっていると、センターの澤井さんが声をかけてきた。
「少しダンスと歌が上手くなったからって調子に乗ってない?わきまえてよね」
「…ごめんなさい」
「ちゃんと分かってるの…?はぁ、もういい。マネージャーと話して帰る」
「あっ待ってよー、はかりちゃん」
クスクスと笑われながら取巻き3人と澤井は更衣室から出て行った。
私が所属しているユニット、セブンティーンドールズは計17名の19才未満のアイドルグループ。此処で良い結果を出せないと、次のステップへ登れない…三流以下だ。
「…また嫌がらせ?才川さん」
「わかんないです、うららかさん。それより今日のライブ大丈夫でしたか?」
「ばっちりよ。才川さんのフォローのおかげで、私も好印象与えれたみたい」
私の小学校からの先輩で、武内うららかさんは今年で19才。ケガが続いてなかなか実力を発揮できないでいた。つまりラストチャンス。今回で駄目だったら大学生活に戻るらしい。
「ほんと才川さんはまじめね…レッスンもほとんど休まないし、なんというか努力の人だわ」
「…そうでもしないと私、なんか逃げちゃいそうで…カッコ悪い事、したくないです」
「そうね、そうだわ。ファン達の声なんかより、自分を磨かなきゃね!才川さん、またね」
スマホを指差されて内心ドキッとした。
「はい、お疲れ様でした…」
私って可愛くないのかな?必要ないのかな?わかんない…整形とかした方が…でもバレて過去の写真が出回るより………
余計なことを考えすぎる私、嫌い。
セブンティーンドールズ卒業及びネクストランクアップ者発表式当日
正直、私が呼ばれるなんて思ってない。確かにセンターに近い場所で頑張っていたが、高望みはしないようにしてる。私はまだ15才…チャンスはある。
卒業式が終わり、レッスンルームで社長たちを待つ。
澤井さんは確定だろう。世渡り上手だし、各メディアから期待されてる…心配なのはうららかさん。本当にアイドルを辞めてしまうのだろうか?
そんなことを考えている内に、時は訪れてしまう。先陣を切って社長が部屋に入ってきた。
『お疲れ様です』
立ち上がり、私たちは頭を下げる。
いつものメンバーの最後に、見知らぬ人が申し訳なさそうに席へ向かう。高身長で執事服っぽい服装、顔はサングラスで隠されてよくわからない。
「社長、すみません…どちら様ですか?」
誰かが聞いた。
「彼は最後に役目がある。今はそれしか言えん」
「そゆことー。ごめんね」
うららかさんが耳打ちしてきた。
(ちょっとカッコいいかも)
とりあえず頷いた。
「えー、それでは、今年のネクストランクアップ、該当者を発表する」
ひとりは当然の如く。ひとりは神にすがるように。ひとりは恐怖を感じ。私は…
「今年の該当者は3名。評価順で発表する…第3位」
せめて、うららかさんだけでも…
「横路ことり」
「!!うそぉ!?信じられな〜い…」
ダンサーポジションに居た横路ことりさん。私の2個上、歌は得意ではないが、迫力があるダンスで度々バズっていた。
「続いて第2位…武内うららか」
「!!?はいっ!」
言葉にならない声でうららかさんは喜んだ。と同時に、同じ卒業生組はもう選ばれないだろうと、涙を堪えている方も居る…
「今年の最優秀ネクストランクアップ第1位は…」
澤井さんだな。
「才川れみ」
「…え?」
「以上3名が該当した。おめでとう」
拍手が鳴り続く。困惑してるのは私だけじゃない。
「社長!どういうこと!?」
澤井さんは声を荒らげた。
「なんで才川が選ばれて、私は選ばれないのよ!社長は私が確実って言ったじゃない!!!」
「…その件については、彼が説明してくれる」
皆んなの目線は新参者へ向けられた。
「大変恐縮ながら、説明させて頂きます」
彼は席を立ち、椅子を引きずりながら私たちメンバーの真ん中前に移動した。
「澤井はかりさん、本日付けでクビです」
「はぁ!?何言ってんのよアンタ」
「理由は分かっている筈ですよ…」
胸ポケットから畳んである紙を取り出し、親指と人差し指で紙の端を掴み掲げた。
「これは、君たちのジャーマネくんと澤井さんの婚姻届です」
「ちょっ…!?」
「そういう訳だ。我々は退出させてもらう…」
何事も無かったみたいにレッスンルームから出ていく偉い人たち。
「ま、待ってください!私の…」
「社長!!!」
彼は社長に用意されたペットボトル飲料を手に取り呼んだ。
「夜道に気をつけてくださいね」
「…後の始末は宜しく頼む」
そう言って社長は出て行った。
澤井さんは婚姻届を取り戻そうと手を伸ばす。
「おっと、ダメダメ〜。一応証拠品だから渡せないよ」
「渡しなさいよ!そんな物があるから…」
「そんな物…?違う違う。これはマネージャーくんの望み。君はアイドルになりたいんだろう?」
「な、何よ…」
必死になっていた澤井さんが、一歩身を引いた。
「はい、今から言うことは、アイドルを続けたい人のみ…ってか、選ばれた3人は関係ないか。ごめん、帰っていいよ」
「…えっと、じゃあ」
横路さんは部屋から出ようとした時…
「あのっ!」
うららかさんは声を出していた。
「お名前、教えて頂けますか…?」
彼は呆気にとられたが、サングラスを外し微笑んだ。
「…ドロク。運が良ければ、また」
まるで中世ヨーロッパの王子様みたく、何かが香った。
「もし、澤井さんと同じようにアイドルを続けたいのであれば、この部屋に残って欲しい、それだけ。俺は君たちの意志を尊重しよう」
固まっていた少女達はひとりひとり、部屋から出て行く。
「私たちも行きましょう」
「え、えぇ…」
色んなことが起きすぎて、脳が追いつかない。
「ねぇ!武内さん、才川さん」
廊下に出たときに、横路さんに待ち伏せされていた。
「私たち、このまんまグループなのかなぁ?どう思う?」
「…私、選ばれた実感が薄くて、いまいち頭が働かない」
「仕方ないわよ。まさか澤井さん差し置いて才川さんが1位だなんて…理由はどうあれ凄いわ」
「え?才川さんってアイドル続けたくなかったの?」
「そんなことないけど…今後どうしたいか、まだまとめられないよ…」
「そうよね、今日は早く帰って、家族に報告しなきゃね」
「ちぇー。夢語りたかったのに…」
私たちは帰路へ向かった。
「残ったのは4名か…」
レッスンルームに残ったのは澤井はかりとその取巻き。
「それで、何をすればいい訳?」
「情報通り口が悪いな、別にいいけど…」
手を叩き、ベルフェゴールを呼ぶ。
『誰!?』
「彼は…あー、そうだな…ゴウ、さん…?そう!ゴウさんだ。君たちをテストしてくれる」
「テスト?」
「簡単なテストだよー。ただ、ゴウさんを楽しませたら、望みを叶えてあげるよ」
ベルフェゴールを椅子に座らせ、彼女たちを凝視する。不安がってるねー、ざまぁ。
「澤井さん、辞めといた方が…」
「何言ってんのよ、アンタらなんで残った訳?」
「でも…」
「言っとくけど私、アンタらより業界知ってるから。こんなの楽勝よ…」
「ご相談は終わったかな?」
「私が最初よ、舐めないで」
そう言って澤井は…おうおうおう!良くないなーこういうの。舐めてるのはオマエの方なんだよなぁ…
「私はぁ…何が、あってもぉ…ぜったいぃ…テッペン、獲るんだからぁ…あんなぁ…ブスにぃ…遅れる、なんてぇ…」
あーあ【自主規制】しとるわコイツ。見てみぃ、取巻き。ドン引きしとるで。
コンコンと扉が鳴り、もう1人の役者が揃う。
「すみません、まだ時間が…」
「よーこそジャーマネくん。さっ、入って入って」
「えっ、失礼…はかり!?」
勿論驚くよなあ?愛を誓った2人なのに、知らんやつの【自主規制】だなんて!…寝取り?浅いなぁ〜オマエラ。
「何をさせてるんだアンタは…!!!」
「勘違いすんなって、アレはオマエの望みだろ?」
「な、何言って…」
「丁度成人する女だ。手を出しても問題ない頃合い、いつだってオマエは彼女たちに手を出したかった。生意気な女を服従させるのが趣味なんだろ?アイドルと付き合うには、色々と犠牲にしなきゃな?アンタは我慢した。そうだろ?」
「…ぁ…ぅ」
「理解したか?理解したなら、そこの窓のカーテンが閉まってないぞ?さっさと閉めて【自主規制】てなよ」
俺がジャーマネくんと話し合う最中、取巻きは部屋から脱出を試みる。無駄だけど。
「おいおい、逃げるのか君たち〜?」
「か、帰らせてください。お願いします!」
「私たち、未成年なんですよ!?こんなこと…できないです!」
「そうよ!訴えるわよ!?」
「何言ってんだテメェ?オマエラは金魚のフンとして澤井からおこぼれ貰ってたんだろう?そりゃあ、イケメン俳優とか出会えるかもなあ?付き添いだから仕方ねぇよなぁ!?ちょっとぐらい酒呑んだって、経歴に傷つかないもんなぁ!?他人のせいにすれば、可哀想って思ってくれるもんなぁ!?どうした?なんか言えよ?」
オマエラ、良かったな。貴重なJKのお漏らしだ。スクショしてけ。
「大丈夫だって、澤井みたいなことしなくていいんだよ。俺は『楽しませろ』って言ったんだぜ?そんなことしなくたって、どうにでもできるだろ?」
3時間後
「もう諦めなって〜。見ろよゴウさんの顔、無だぜ?オマエのテクニックなんざ、所詮ままごとレベルだっての!」
「わたしはぁ…あきらめないぃ…」
「【自主規制】より【自主規制】の方が捗ってるやん。ゴウさん、一言どうぞ」
「無意味な時間だった」
顔を剥がし、床に叩きつけた。
「それよりドロク様、アレはなんですか?」
「ん?アレね、なんかテディベアに【自主規制】付けたやつで【自主規制】し始めたんよ、あの娘ら。別に催眠やってないけど、エロい匂いで脳が焼けたんだろきっと」
「…まってよ、わたしは、まだ…」
「冗談はヨシオかヨシコだぜ?同じ若手アイドルと煌びやかな生活を送りたかっただろうが、無駄しかしないオマエにはただの高望みなんだよ」
「…なんだって?裏切ったのかはかりぃ!!?」
あーあ、めちゃくちゃだな。オマエラ、法律とかの前に倫理を学べよ?身の丈に合わないモノを求め過ぎると、破産だからな?勘違いすんなよ?オマエが好きじゃなくて、オマエ(特別価格で金を落とす馬鹿)が好きなんだぞ?個人じゃねーぞ、複数形だからな?
「ドロク様、アスモデウスが発情した臭いがします。締めて頂けますか?」
「あいよー。ベルフェゴールもお疲れ」
パチンっ。
業界の闇、あの若手アイドルグループのマネージャーは性犯罪者!?社長「私には関係ないことです」被害女性、未成年飲酒の可能性。澤井はかりが殺された理由。
この記事が出た数日後、社長は何者かに刺殺された
#セブンティーンドールズ#NRU発表#横路ことり
#武内うららか#才川れみ
めっちゃ意外かも…
妥当ちゃ、妥当じゃね?
うららかちゃんおめでとう!
横路って誰?
才川1位!?ありえねー
【このコメントは削除されました】
澤井は…うん、マナー悪いからな。当たり前だろ。
ってか社長、詐欺じゃね?メディア推薦してたのに裏切ってやんのwww
澤井、◯◯君と仲良さげだったのムカつくから、選ばれなくて清々した。ザマァ。
うーん、うららかちゃんしか応援したくないなぁ…
顔悪い。以上。
ガンメンキモい奴らが論争してらあ^^
センター張れる娘が2位って…なんかかわいそう
才川って魅力ある?なくね?
某音楽番組にて
「へぇ〜、もう結成して5年になるんだ。君たち」
「そうなんですよー、あたしたち、割と長く続いてるんです〜」
「いや、ことりちゃんじゃなくて、うららかさんに聞いたんですけど」
「あれー?ごめんなさーい」
ハハハ
「改めてうららかさん、今年の抱負は何かありますか?」
「そうですね…常に新しいことに挑戦していきたいです。私たちはもっと上に行けると、ファンの皆さんは思っているでしょうから、ご期待に応えないとですね」
「なるほどねー、れみちゃんはどう思ってるのかな?」
「私は、おふたりに着いて行くのでやっとですから…」
「相変わらず謙遜でお堅いねー…お時間になりました。また来週、このお時間にお邪魔してください。Bye bye」
パチパチパチパチ
#ミュージックトレンド#トリトンカウベール
#武内うららか#ヨコドリ#才川れみ
キャー!!!!うららか様ぁ!!!!!!
まーた横路が邪魔してるよ笑笑
そして影の薄い才川www
【このコメントは削除されました】
5周年かー、考え深いなぁ〜
新ユニットとして無理矢理感あったけど、なんだかんだ続くもんやな
正直、武内と才川だよな歌ってるの?
【このコメントは削除されました】
横路はダンスじゃなくて歌練しろ定期
ヨコドリ何したいかわからんよな
いらんくねヨコドリ
【このコメントは削除されました】
「ねぇ、聞いてるの才川」
「えっ…」
「はぁ…ありえないんだけど…」
「そんなに怒らないでよ、ことりさん」
楽屋で私たちは話し合っていた。
「あたし、アンタらとやるの辞めるから。そこんとこ宜しく」
「アイドル辞めるんですか?」
「何言ってるのアンタ?今の時代、バズってなんぼなの。私はそのセンスあるから、ダンスでテッペン獲るの。アンタらと組んでるとあたしが目立たないの!わかった?」
荷物をまとめて帰ろうとする横路さん。
「待ちなさい、ことりさん!」
うららかさんの言葉届かず、横路さんは帰ってしまった。
「どうしましょうか、才川さん?」
「まず、社長とマネージャーに相談ですかね…どうしてなんですかね…私たち上手くいってなかったでしょうか?」
「そんなのわからないわ…」
「おやおやぁ?今お帰りですか?確か…横路ことり…だったかな?」
「げっ…アンタは…」
5年前突然現れて爆弾投下したサイコパスだ。
「エレベーター使うのでしょう?それとも、非常階段から降りますか?」
「…エレベーター使うわよ」
「良かったぁ〜、丁度お話したかったのでお付き合いくださいよ」
扉が開き、2人の空間に閉じこめられる。
「実は聞きたかったことがありましてね」
「何よ」
「パワハラと盗作。本当ですか?」
「なっ!?何のことだか…」
「貴女が所属していたセブンティーンドールズの後輩から、根も葉もない噂がありましてねぇ…」
「そんなの噂よ!あたしは…あの娘たちの為に練習に付き合ってあげてるだけだから!」
「そうですか…もうひとつ、聞きたいことがありましてね、ヨコドリってなんですか?」
「は?」
「誰が言ったんですかね〜、酷い悪口ですよね〜?お気にならないのですか貴女は?」
「…そんなの、ネットのあれだし関係ないわ」
「突然ですが問題です!トリトンカウベールのユニット名から分かる、貴女の役目は何でしょう?」
「えっ」
「時間切れ。答えは鳥・豚・牛と同じただの家畜。三位一体ならトップを獲れるのに、特に価値の無い癖に付け上がる馬鹿。鐘の音はオマエを見捨てた」
「ふ、ふざけないで!」
ドンッと、壁ドンされた。
「もういいだろ?後輩の練習を兼ねて、新しいイメージを奪ってただろ?バレバレなんだよ、オマエの行動は。センスがある?ねぇよ!!!オマエなんかにある訳ないだろ!?枯れてんだよ!とっくの昔に!オマエが選ばれたのは澤井はかりのおこぼれなんだよ!!!5年間、無駄に時間を過ごして楽しかったよなぁ!?チヤホヤされてイジられて、幸せだよなぁ!?簡単に捨てられないよなぁ、オマエは。だから出口はあっちなんだぜ?」
示された先を目線を合わせた。
パチンっ。
人気女性アイドルはただの後輩イジメ&暴力。「あたしの為に考えなさいよ!」後輩が語る、横路ことりの本性とは?『ヨコドリ』あだ名の通りのクソ女。
横路ことりは慰謝料3千万、禁錮7年を言い渡された
「やぁ、久しぶりだね。武内うららかさん」
「えっ、あっ、ドロクさん…ですか?」
「もち」
「うそ〜。え?ドッキリか何かですか?」
「違うよ。普通に偶然に、たまたま近くに居るって聞いて来ただけだよ」
「え〜、嬉しい〜。15年待たされたじゃないですか!」
「お互い忙しい身でしょ?仕方なくない?」
「そうですけど…15年は長いですよ〜」
「怒らないでって。もしよかったらこの後、一緒に来てくれませんか?」
「えっと…今からですか?」
「用事が有るのであれば、待ちますが」
「…いえ、大丈夫です。今からでも行けますよ」
「オッケー。そんじゃ、行きますかー」
「ふふふ。楽しみ」
「…」
「あのぉ…死神様?」
「何?」
「その…やっぱり、なんでもないです」
「気になるなぁ〜サタちゃん。なんでも聞いてよ〜?」
「じゃあ!…えっと…」
「なになにー?」
「…ドロク様が女性と絡んでるの、嫌…ですか?」
「…別に」
「…」
「それだけ?」
「………ドロク様とお付き合いして…いるのですか?」
「…」
「オレ、ちょっと気になっちゃって…」
「ボクが好きでも、ドロクちゃんはわかんないよー」
「え?」
「ボクはドロクちゃんと出会った日からずっと、好き好きアピールしてる…でもね、それがLikeなのかLoveなのか、わかんないんだよね」
「そう…なんですか…」
「サタちゃんは?」
「オレ…ですか?」
「そういうの無いの?」
「…」
「…」
「オレ…いや…僕は、初めて死神様と出会った日から一目惚れです」
「…」
「憤怒として、この感情はどうかと思いますが、ずっと死神様のことをお慕いしております」
「…じゃあ、付き合おっか」
「…」
「ボクもサタンのこと嫌いじゃないし、問題ないでしょ?」
「…駄目です」
「へ?なんで?」
「僕がプロポーズするべきなんです。それに、勝たなきゃいけない事もあるんで………それまで…待っててくれますか?」
「待つけど…そんなもんなの?」
「そんなもんなんですよ…」
「ふーん…」
「…」
「…」
「アスモデウス?なんか場がスウィートのような、ビネガーのような…」
「ほんと、空気が読めないねマモン。黙ってな」
「悪口!?」
独立から10年。彼女に一体何が?遺書「なにもかもが憎たらしい」何らかの宗教にハマっていたか?近隣住民の声「野良猫やペットが居なくなってた理由がまさか…」武内うららかの自宅から発見された怨みノートの数、およそ50冊。
武内うららか34歳、自宅にて首吊り自殺
#才川れみ#デビュー15周年単独Live
【このコメントは削除されました】
いや〜、相変わらず歌もダンスも上手いね〜
古参ファンだけど、殿堂入り出来そうじゃない?才川れみさん
でも、うららかさんとのデュエット観たかったなー
【このコメントは削除されました】
【このコメントは削除されました】
うわっ!才川れみのアンチやべぇな…
直向きに頑張ってる人をバカにするんじゃないよ^^
【このコメントは削除されました】
どこに文句言ってんだ?顔?
才川れみさんのオフのコーディネート、すっごいオシャレ。スタイリストの仕事とかやらないのかなー?
見てて品があるよな
【このコメントは削除されました】
1人になってしまった。
軽い気持ちでアイドルになりたいと願ってしまったばっかりに…
私は何をしたかったのだろうか?
誰も私を心の底から評価してくれない。
それが本心かさえ、見抜けない。
私は泣く泣くスマホの電源を入れた。
「そんなに人の意見が気になる?」
家族で海に行った記憶。空の色と同じ少女に声をかけられた。
「せっかくだし泳ごうよ!」
「私、気分転換で来ただけだから…」
「スマホいじってたら、家から出てないのと同じだよ?ほら」
少女は私に手を伸ばす…その手を掴んでもいいのだろうか?
誰かに背中を押された。
少女は喜び、海へ向かって私の腕を引っ張り走る。
大人達の声を聞きもせず、防潮堤から海へ飛び込んだ。
飛沫を上げて迎え入れる大海。
「ね?気持ちいいでしょ、海」
海水で濡れた服が私を底へ誘う。
手を伸ばしても、少女は私を見てるだけ。
むしろ、その様子を楽しそうに…
「自由でありたいんだろ?」
青年の声。
私が恋をした声。
駅のホームで佇んでいる彼を私は外で見ていた。
「自由になりたいのなら、枷はいらない」
「違うの!貴方と一緒に…」
「翼を手に入れたんだ。君は飛べる、自由なんだ。籠の中に居る必要はない」
「待って!私、貴方が居ないと…」
目の前で電車が通り過ぎる。
彼は居ない。
私は彼を探す。
走って、走って、走って…
見落としが無いように辺りを探して…
靴がぼろぼろになっても、服が破けても、私は走った。
走り続けた。
何の為に?
誰の為に?
私が走った先は何処なの?
電源が入る。
「よお?起きてるか、才川れみ」
「だあれ?」
「才川れみ、1918年10月9日生まれ。御年106歳。覚えてるか?」
「そうよ、才川れみは、私だわ」
「願い事、覚えてるか?」
「私ね、テレビに出てる、あの子たちみたいに、なりたいわ」
「才川れみ…1940〜1960年のことを覚えているか?」
「…覚えてないわ」
「そうか…どうする?夢を叶えるか、それとも薬を飲んで今日を終えるか」
俺は手のひらの薬を才川に見せた。
「私はね、おくすりはもう、飲まないと決めたの」
「分かった。でも今日は日が暮れてる。ゆっくり休むんだぞ…」
才川は瞼を閉じ、寝息をたてる。
部屋から出て、ベルゼブブに薬を返した。
「すまん。無駄足だったな」
「仕方ありません。劇薬として最高傑作ですが、お口に合わなかったということで…」
「なら、俺が試す」
返した薬を奪い、口に含む………なるほど。オマエラには激ヤバだな。
「しかしながら、哀しい結末ですね。昭和のトップ歌手が、もう一度歌手を目指すなんて…」
「否、それは違う。当時と今では扱いが違うからな…才川は愛された。でも、好きになってくれはしなかったんだよ。せめて夢の中で同じことを繰り返し、目が覚めてもう一度夢を見たいと願う…人間の生かすとはこういう末路だ」
「全くもって不快、ですね」
「あぁ、国宝とは名ばかりだ。結局手抜き、今の価値しか求めない無能共だ…」
最後までご愛読いただきありがとうございます。
流行りのアニメ映画より、先行公開されるアニメの方を優先するendigoです。
貴様!投稿に1週間以上開けんじゃねーよ!!!
ごもっともです。インフルだろうがコロナだろうが、間隔を空けていては書き手として失格ですね。何してたかって?推しの配信とかガンダム観てきましたよ。面白かったです。
いいですよねーロボット。操縦したくないけど、動いてる絵好きなんですよ…皆さん、新しいロボットアニメってどこ注視してます?友人は女の子の胸でした。むっつりですよね。自分ですか?やっぱロボットが動いて起こる稼働音とかですかね〜。
それではまた2月で待て