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のろわずにいられない

推し活って最近できた言葉ですが、お慕い申し上げますからの略語ではなかろうか?一気に平安時代まで飛びましたね〜、イメージだけですが。

平安時代といえば「竹取物語」ってありますね…そうそう、漢字がカッコイイやつ。違う?そうじゃない?アバズレが金品強奪して異国に逃げる話?そうだっけ?「竹取の翁」が成り上がり無双する…当時の状況から察するに平安無双じゃないの?虎をけしかけて蜂蜜ペロる一休とか、亀でサーフィンする浦島太郎とかいないんですか!?ショックだ…物語を改変する癖にリスペクト失くして教育に良くないって言わないでよっ!命は平等だからカチカチ山の狸を鉄砲で撃って食ったんだよ?冤罪?生き残った者が言ってるから間違ってないでしょ。

ここまでの提供は

「魏の典韋が大好きendigo」と

「放火魔と蛮族はどうしても好きになれない、純情なカンペも読めない許褚」の提供でお送りしました

深夜零時です

名前は?

十文字さとり。1995年8月7日生まれ。特に優れている能力はありません。ただの会社員です。

願いは?

私の兄を殺したアイツへの復讐です。アイツが今の今まで生きていることを知らなかった私が憎いです。アイツには生半可な復讐なんて似合いません。徹底的に絶望させて、最後の最後まで謝罪させて、今後の私の人生に支障がない程度でスッキリさせたいです。

承った。どんな結果でも覚悟の上だな?

その為に貴方へ依頼しました。自信があるから私に近づいたのではないのですか?そもそも警察が未解決事件にしたのが悪いんです。犯人はアイツひとりしか居ないはずなのに…


さぁ、楽しいゲームの始まりだ。

今回の案件は未解決事件に巻き込まれた被害者の家族だ。

詳しい事情を警察から書類を貰ったから読んでいくぞ。

2001年、7月と8月の変わり目に起こった事件らしいな?え〜と…

『某田舎の学舎の児童、六年生のAとBとCがグラウンドにある体育準備室の中で発見された。

8月1日朝7時頃、婦警が学舎の近くで巡回していたところ、意味ありげに落ちていたバットを発見。バットには血痕が付着、バットの先端は体育準備室を指していた。婦警は学舎の宿直へ連絡。鍵を持参させ開錠すると、扉に寄りかかるように倒れていたCを発見。身体中殴打痕があったが息はしており、すぐさま救急車を呼びに宿直者は行動した。

婦警はその場に残り、室内の異常を感じていた。室内に置いてあった用具は散らかり、棚は壊されていた。何よりも天井・壁・床に血が上書きするように飛散していた。吐き気を我慢しつつ、用具の下敷きになっているBを発見。現場保持の為、室内には入ろうとしたくはなかったが感情に流されて一歩だけ踏み込んだ。扉で隠れていてわからなかったが、やけに綺麗な箱を発見。嫌な感覚を受け入れたくなかった婦警は入室を断念。Cの看病をしながら本部を待った。

30分後、本部と救急隊が到着。鑑識がBに覆い被さる物をよけ、脈を確認するが絶命していた。そして、満を持して綺麗すぎる箱を開封する。そこにはバラバラにされたAの体があった。

本部はまず学舎の調査を開始した。焼却炉から血で汚れたゴム手袋。図工準備室からAを切断する為に使用された電動カッターとカッターの刃を発見した。

宿直者を疑ったが証言によると前日7月31日、夕方4時に綺麗な箱を一生懸命運ぶCと会話。どこへ持っていくかと聞くと「外の体育準備室に置かないといけない」としか言わず、箱の中身を確認せず施錠してる筈の扉の鍵を持ってCと体育準備室へ向かった。案の定施錠されており、その時の室内は何の異常もなかった。Cは「わかりやすい所に置く」と言って室内に入ってすぐの右側に箱を置いた。Cは宿直者に頭を下げたあとそのまま帰って行った。宿直者は扉を施錠して、鍵をしまってある場所に鍵を戻しそこも施錠した。その後、夜7時に同級生と共に宿直室で酒盛りしてしまい夜の巡回をせず寝てしまった。宿直者の証言はウラが取れたので犯人ではなかった。

さらにその同級生からは宿直者が起きる朝5時まで起きていて機械音なんて聴こえてこなかったと証言され、宿直者も学舎内の巡回で婦警から呼ばれるまで機械音も悲鳴も聴こえてこなかった。

Bの検死結果は注射痕の1つのみで、圧死ではなく一度に大量の血液を抜かれたことによるショック死ではないかと判断された。Bの家族は由緒正しき名家ではあったが、Bは問題児であり盗みや器物破損で警察から追われる日々だったので家にはほぼ毎日帰ってこなかった。故に家族はBのことを育児放棄しており「死んでよかった」と言う始末だった。

Aの家族は叔母と妹の3人家族で父母の遺産を頼りに生活していた。正義感が強いAは、よくBにイジメられているCを庇い殴られることもあったが、Cとは対等の友達だと言っていた。7月31日はCの家に泊まってくると事前に伝えており、家族も特に心配はしていなかった。

Cは隣町の孤児院に住んでおり、病弱ではあったがAと出会い快復の傾向があった。しかし、今回の事件が発生し病状は悪化。事情聴取を3ヶ月待たされて証言したのは「覚えていない」だけだった。

Cには動機があり「Bを殺した間際にAに発見され口封じの為に殺したのではないか?」と仮説を立てたが、発見された証拠品からは指紋等は検出されず、逆にバットからはCの血とBの指紋。電動カッターからAの指紋、カッターの刃からAの血だと分かり現場は混乱した。

宿直者しか鍵を持っておらず、入れる筈のない3名が体育準備室に居たという事実。最大の謎はペンキで遊んだみたいにBの血で汚れた室内、誰の血か分からないゴム手袋とBの血を抜く為の機器が見つからなかった。

以後「12歳でもできる殺人トリック」として世間を騒がせたのち、本件は未解決事件へ認定された』

…へぇ〜、なかなか面白いじゃん?

書類をペラペラしながら面白いことにムカついてきた。

「突然現れたと思ったらその事件が気になると言われて渡したが、何に使うんだ?」

「え?そういえばここ、オマエの部屋だったね」

実は今、警視総監と一緒でーす。ここの机って座り心地いいから一家に一台欲しいよね?

「別にオマエとはナニもしないよ。ここに在るから来ただけ…」

「できれば来る時間を弁えて頂きたかったが」

「何言ってんの?オマエに拒否権は無いはずだよね?自分の息子が殺人を無かったことにしたんだから」

「くっ…それは…」

「依頼された通り、オマエの息子は殺人はしてない。今も警官として働いているんだから問題はない…でも、頼み方ってのが悪いんだよ?『なんでも』なんて言うから特別サービスでいっぱい指名してるんだから。タダほど高いものはないって学べたねー」

「…」

困ってる困ってる。本当に可哀想。ザコザーコ(ハート)みっともないオマエのお父さんは俺の奴隷なんだよ?オマエを守護るためにくだらない理由で志願してきた。悔しい?羨ましい?どっちでもいいけどTPO関係なしでご指名するからね?小さくて弱くて、でも自我だけは一丁前に【自主規制】して。怒ってるか喜んでるかわからない。そんなオマエが好きだよ?

この書類はもう俺の脳内に保存したから必要ないか。削除しよう。

「!?何をしている!?」

「ナニは何でも叡智じゃないよ?オマエたちにはもう必要無くなっただけ。この事件を解決する警官は存在するの?いつまでもこのネタを擦ってるマスゴミはマスゴミじゃなくて馬鹿。推測するだけしてポイ。【自主規制】と一緒だね」

「それは…」

「うんうん、反論したいよね?論破したいよね?でもオマエは俺の奴隷。契約破棄した場合、問答無用で現金にしてこの国の株を暴落させてやる…オマエたちが勝手にしてきたから救いに来たんだ。当然の対価だよね?論点をずらすなんてしないよな?やっても良いよ?一発で【自主規制】やるから」

「…」

あー、楽しかった。さっきのイライラどっかに行ったわ。どっかに行っちゃったからお腹減っちゃった。体重は減ってないけど増えもしないよ?だって神様だからね。歴代日本の神様仏様ランキングでルックス百点満点!…そりゃそうだよ、文献でしか残ってないんだから。誰もリメイクしないからいつもお一人様なの。悲しくないよ?ぼっちだからこその楽しみ方を知ってるからね。イカした肩書きだけじゃ認知されるだけで信仰はされないからね。ただし仏様は除く。オマエラが持ってるフィギュアと同じくらい綺麗にしなきゃね。一年間の汚れ拭き取らないと…1年も放置してないよね?流石に許容できないかもしれない。特殊性癖サイコー!!!ところでヘチマって糸瓜って書くらしいけど、どこをどうしたらタワシになるんだろうね?食べないの?


当たり前の毎日に憧れて私は家を飛び出した。

あれから20年間自分の素性を隠し続けていた。話せば絶対嫌われる。憐れむ。同情する。苦しんでないのに苦しんだフリをする他人。父が稼いだ金と母の旧姓と祖母の記憶と自分の髪を犠牲にして、十文字さとりは誕生した。過去の私を思い出せないくらい私は完成した。

…1つだけ秘密にして欲しいことがあった。兄が大好きだったことだけ。家を飛び出す前、必死に兄だけが写っている写真を探した。どれもこれも私が入っていて苦労したが、私と同い年の写真が見つかり大喜び…喜び?死んだのに?なんで死んでしまったの?このことを考えると悲しくなるので秘密にした。

「いってきます」

私の部屋だけにいる兄に仕事へ行ってくることを伝えて出勤する。

一人暮らしは大変だが、この仕事は苦しくなかった。毎日が新鮮でやりがいのある義務。

「鳩野部長。書類のチェックお願いします」

「おっ、いつも仕事が早いねー…そこに置いといてくれて大丈夫だよ」

鳩野カナエさん。この会社の古株であるが、老けを感じない男性。私の同僚も後輩も彼のことが好きだ。付き合いたいと思う人もいた気がする…私は………

「お時間ありますか?聞きたいことがあって…」

「今からだと…ちょっと厳しいかな?お得意先にこれから行かなきゃだし…定時に帰ってこれるかわからないや。それとも急ぎ?」

「いえ、本日でなくても大丈夫です。また後日、相談させてください」

今日も聞けなかった。私は弱い。頼りたい人間が存在しない。昔はいたのに…ずっと一緒だったのに…

「十文字さんっ!」

「えっ?」

同僚に話しかけられて気がついた。いつの間にか1日は夜7時を回る。

「十文字さん、最近疲れてない?あんまり無茶はしちゃいけないよ?」

「うん…大丈夫。考え事してぼーっとしてただけ」

「もしかして恋愛の話ですか!?先輩の恋愛話聞いてみたいです!」

「あんたはすぐ色恋沙汰にするー。誰のために居残りしてやってたんだっけ?」

「うっ…すみません…」

楽しい会話。いつもだったら心の底から笑える。

「何だ?まだ残っていたのか?」

「鳩野さん!お疲れ様です。今日も長いお説教でしたか?」

「そうなんだよー。仕事ができるのを妬むのは結構だが、仕事の時間を削るのはやめてほしいね」

「部長、イイコト言いますねー。栄養ドリンクあげますよ。飲みかけですが」

「遠慮しておくよ…それより会社で女子会だなんて。誰が好きとか話してたの?」

「鋭いですねー。実は先輩って…」

「ちょっと!誤解を招くからやめてよ!…実はせっかくだし飲みに行こうかと3人で話してたんです。鳩野さんもご一緒しませんか?」

「そっか。じゃあ…」

鳩野さんは私たちの目の前にお金を置いた。

「!?こんなに頂けませんよ!」

「いいからいいから。参加できない分だと思ってくれて構わないよ。その代わり、後で恋愛話聞かしてくれよ。オジサン気になるからさ」

「上げた好感度下げる発言ですよ部長。唐揚げにレモンかかる呪いかけときました」

「上手いこと言ったつもりだろうけど、面白くないから。鳩野部長、ご好意ありがとうございます。私たち、先に失礼しますね」

この場から離れたい。

「十文字くん?」

「はい?」

「昼の件…大丈夫なのかい?」

「はい、大丈夫です」

「それならいいけど…」

含みがありそうで嫌だ。

私たちは更衣室へ向かう。

「先輩…パスしたボール、スルーしないでください。オウンゴールですよ〜」

「無理よ!突然帰ってきたんだから咄嗟に…変なこと言ってなかった?」

「言ってた」

「完全に推したい気持ちがはやとちりしてました。飲みましょう。部長のお金で」

「うぅ…そんな〜」

この娘たちは悪くない。私だけが悪いのだ。私が隠しているばっかりに、私は素直になれない。楽しい時間が消えてしまう。

「せんぱーい?もう呑んじゃいけませんよ?酒に呑まれてますよ?応答願います〜」

「うるちゃーい。あたしゃカナエ様とけっこんするんだからぁ〜。いっぱい産んでやるぅ〜〜〜」

「産む前に吐きそうじゃないですか。ほら、トイレ行きましょう。お水も飲んで、さっさと帰りますよ」

「やだやだぁ〜。カナエ様に飲まされたい〜」

「いつもの状態になっちゃった。私が介抱するから後輩ちゃんは帰ってもいいよ」

「いやいや、十文字先輩を労うために開いたのに…これじゃあ申し訳ないっす」

「じゃあせめて会計だけでも頼まれてくれない?お釣りは返さなくていいから」

「そういうことなら帰ります。推しのグッズに課金しなきゃなんで。それではサラバター」

後輩ちゃんはそう言って帰った。

「かえりたくなーい。あたしがマンゾクするまで…むにゃむにゃ…」

こっちは寝た。起きて真っ赤になるのはいつもなことだ。

目の前にお冷が置かれた。

「すみません、すぐ起こして帰りますので…!?」

店員だと思った相手は規格外の姿をした男性。ナンパだろうか?

「いえいえ、先程楽しいコントを聴かせて頂いたお礼です。いや、ホント。立ち聞きしてしまって申し訳ない」

「いえ…それよりなんで同じ席に座るんですか?」

「誤解しないでいただきたい。あなたのご友人が壁側の席で寝ているのを隠すためにあなたの正面の席に座っただけです。しばらく動けないでしょ?」

「それはそうですけども…」

私も酔いが回ってきたのか変な気分になる。

「それよりあなた…悩んでますね?」

「宗教の勧誘ですか?それにマルチ商法なんか興味ありません」

「hahaha面白い。ならいつも通りにやらせてもらいますか…」

大きなサングラスを彼は外した。とても綺麗な紫の瞳。親しみのある藤の花。

「なんでも1つだけ願いを叶えてやる。言ってみろ」

「は?」

呆けているのかこの人は?

「その見た目で占い師ですか?むいてないですよ。あなた目的の占いなんて本末転倒ではなくて?」

「顔が良いことは認めるが、俺の仕事にケチつけるのは侵害だなぁ〜。傷つくなぁ〜名誉毀損だぁ〜訴える程ではないがまだ許容範囲内だ」

めんどくさい人に捕まってしまった。何とかしないと…

「今回は初回特典でズバリあなたの悩みを当ててみます。勿論ロハで」

「外れたら帰ってください。私たちも帰るので付き纏わないでくだ…」

「『殺された兄の復讐をしたい』だったりして?」

心臓を掴まれた。嘘だったとしても、この人にはわかってしまうという恐さがあった。

「その様子じゃ正解だったみたいだね?やっぱり凄いな俺。値上げしとかないと…」

「探偵かなにかですか?」

「ナニかって何?下ネタ?そういうのよくないですよ!偏見ですって。ストーカーなんてするわけないんだから。常識的に考えて」

「それはそうですね…すみませんでした」

「謝って欲しかったわけでもないです。さっきも言ったでしょう?なんでも1つだけ叶えてやるって。やってやるですよ復讐!へいへーい。give meお願いシンデレラ」

「あなたに何のメリットがあるんですか?」

「だからさぁ!論点ズラすのやめない?根本的解決にはならんのだよ。復讐したい?しない?した方が身の為になると思うよ。責任とらないけど」

悩む。悩んでしまう。人を信じるか、目の前の男性を信じるか。

「もしかしてお預けくらってる?どうするの?明日にする?昨日にする?それとも1年後?失踪するの?くそっ!やっぱりあのRTAは無理があったか…チャートをちゃんと組み直すかな」

そう言って立ち上がり帰ろうとする男性。

「真面目な話、依頼主に言われて行動してるだけだから。あんたが無関係なわけないから。それだけは記憶しておけよ」

罪悪感というかなんて言えばいいだろうか?秘密を知られてしまった時の対処が思いつかない。

「ふぇ…現実ぅ?」

ようやく同僚ちゃんが起きた。

「おはよう。もう帰ろう?」

「なんか…イケメンと話してた十文字さんが夢に出てきた」

「そっ、そんなことないよっ!!!」

「えっ」

「えっ?」

「色んな所から漏れそう…」

「トイレ行こう!早く!!!」


家に帰ると彼の鼓動を感じて胸が高鳴る。

仕事疲れもあって倒れるように彼の元へ向かう。

今日の彼は窓際でタバコを吸っている。

「!ビビらせるなよ。寿命縮むじゃねーか」

「ごめんごめん。安心しただけだから…」

彼は無言でタバコを差し出す。

「お疲れ様。酒でも呑んで一緒に寝るか」

「ありがとうCくん…」


私が悩んでいること。それは鳩野部長があのCと一緒に裏通りを歩いていたからだ。

たまたまだった。営業先とのトラブルで遅くなってしまった日。楽しそうに話す鳩野部長とブ男のCが!

私の目の前で!あのブ男が!!!のうのうと生きていやがった!私の最愛の兄を殺した癖に!どの写真にもあのブ男が写って吐き気が止まらなかった。あの蒸せる世界で小さい箱なんかに入れられて放置した癖に!見捨てた癖に!

呪われろ。呪われてしまえ。さっさと死んでしまった方が良かったと思う程度に身体を蝕んでしまえ。ブ男はブ男らしく養豚場で管理されてしまうのだ。意思を持つな。死ぬまで詫びろ。死んでも詫びろ。

気がかりなのは何故「鳩野部長と一緒だったのか?」養っているのか?あんなブ男を?養子として引き取ったのか?それは間違っている。四肢を千切るくらい生優しい行為だ。

間違っている間違っている間違ってる。

違う。

「違うっ!」

「えっ!?ごめん企画書、間違ってた?」

「あっ…」

次の日に変わっていた。しまった。変に思われる。

「すみません…二日酔いみたいですね。ちょっと休んできます」

「いやいや、ちゃんと仕事してるから文句ないよ…」

気まずい。

「やっぱり十文字くん悩みが…」

遮るように電話が鳴る。助かった。

「もしもし…?今からですか?わかりました。すぐ行きます」

どうやらトラブルらしい。大丈夫だろうか?

「鳩野部長、緊急ですか?」

「そうみたいだ…続きはまた今度でいいかい?今日は末尾だから気を抜かず頼むよ」

「え、えぇ…」

何故私が悪いと思うのだろうか?

鳩野部長は外回りに出る。

同僚ちゃんと後輩ちゃんが寄ってくる。

「どうしたんですか十文字先輩?なんかあったんですか?」

「あったからこうなったんでしょ?あんたビッグコンテンツ見逃した側なのよ。あたしもだけど」

「ふぁっ!?そんなまさか!うちの好きなコンテンツだったら嫌だなぁー。サングラスかけてて、タッパでかくて、でもちょっと童顔で、DVしそうな人!居るわけないかー現実に」

「後輩ちゃんって身長差萌なのか…さぁさぁ、十文字さん?答えていただきましょうか」

「正解」

「デスヨネー………え?」

「適当じゃない顔だわ…思い出したけど、声かっこよかった気がする」

「先輩、今日も飲みに行きません?血の気引いてますけど大丈夫です…そっか、これがBSS。恐ろしいっ!慰めてくださいせんぱぁい!!!」

「くっつかないで手を動かしなさいよ!十文字さん?本当に気分が優れないならタイムカード押しておくからね?無理しないで?」

「そうね…今日は帰らせてもらうわ。ごめんなさい。また明日ね…」

「十文字先輩、あとでその人の写メくださいっ!金なら出す。足りないなら先輩からも出します。それでも足りないなら、あ、あーしの…」

「ふざけてないで2人ともあとはお願いね…」

私は退社した。

「深刻に悩んでますねアレは…でもあーし諦めない!推して駄目なんてことないんだから!」

「真面目に仕事しなさいよあんたは…でも本当に大丈夫かな十文字さん…」

「それは激しく同意っす…」


「はい。今終わりました。会社に戻り次第、次の案件の準備をしておきます。はい。では失礼します」

忙しい毎日。それが人間の理屈だ。

「淫魔のくせに規則正しいな。関心関心」

死角から現れたのは僕の元上司関係者。

「ドロク様…」

「しかも純愛ときたものだ。刺さる人には刺さるぞ?刺さらない奴は消滅するけどな!hahaha」

「困らせないでくださいドロク様…」

「気にすんなよそんなこと!あんたの元上司も上司も今ここには居ない?わかるか?今から何やらかすかあんたに理解できるか?」

「どのようなことでも受け入れる所存です。」

「宜しいっ!まだ裁判まで時間がある。オマエラにおまけ付けてやるよ!ビッグコンテンツだ!見逃すなよ!!!」

そう仰り、お手を叩かれた。瞬間移動で僕の家に着いた。

勿論、彼も居る。彼が外出する為には僕が居ないとダメなんだ。

「おいっ!起きろよブ男!寝てる場合じゃないぞ!!!オマエが輝ける最大のイベントだっ!枕濡らす準備はできてるよなぁ!?」

髪を掴み頭を揺らす。可哀想なのに彼はまだ起きない。

「薬のせいでなかなか起きねぇなぁ〜。いつも余計なことするよな人間ってやつは…カナエ?どう思う?」

「Exactly」

「そうだよなぁ!?」

興奮した眼で僕を睨んだ。

「カナエ!これから起こすことは何か?問うことを赦す。言ってみろ」

「…僕とCの交わりでしょうか?」

「良いアンサーだ!質問に答えるってこーゆーことだぞオマエラ!!!苦手か?苦手だよなぁ!?未知とは恐怖!真実を聴くことより、現実を観ることが残酷!…さぁさぁさぁっ!!!おたのしみのじかんだ。張り切って【自主規制】しろよ!」

ドロク様はベットから離れて、近くの椅子にご着席なられた。

僕は彼に近づき、乱れた髪を直す…ごめんよ。本当はいつも通りに君と交わりたかったが、今回ばかりは乱暴にやらせてもらうよ…

彼の服を脱がす。弱々しい体。いつ死ぬかわからない身体。

「悪いなオマエラ!こっから先はR18。約束されたBANが訪れる…しばらくの間は俺の実況中継で我慢するか、ティッシュと一緒に妄想を勤しむか自由にしてくれ!enjoy music dancingだ!ココロオドルよなぁ?上映中は静かにしろって?空気読めない奴は帰れ。読む読まないも勝手だ!シークバーでも動かしておけば?あー凄い。キテルキテルっ!脳汁の時間だ。最高に【自主規制】もんだよこれぇ!psychoすぎて見てくれよ俺の両目!!!魅了状態メロメロだ!盛りあった豚より、猫の方がキツいって知ってたか?苦しそうで可哀想で胸がキュンキュンするっ!!!………永遠とこの時間を繰り返すことはできない。そろそろ役者が揃う所だ。名残惜しいが広告と同じようにskipするか」


目を覚ました。

カナエが無理矢理犯してきた気がした。

…すぐ隣にカナエがうつ伏せで寝ている。いつも忙しいのにありがとう。カナエがそんなことするはずないよな?

時計を見ると夜8時になろうとしてる。冷蔵庫からご飯出してあげないと…

寝室から廊下に出た時、後ろから玄関のドアノブがガチャガチャと鳴り出す。インターホンを押さない。空き巣か?

カナエの居る場所へ戻ろうとする…やめよう。お迎えが来たんだ。ようやくあの事件から解放される。無理矢理引き伸ばした命…罰を受ける覚悟はある。

「Cくん!?」

カナエが抱きしめてきた。起きてしまったか…開けられないドアは音を立てて2人の時間を邪魔する。

「待ってて、確認してくる…」

ドアの向こうに誰が居るのか…いや、誰かなんて決まってる。元々1人しかいないんだ。

カナエがドアノブに手をかけようとした瞬間。音は止んだ。諦めたか?諦めるのか?

「後ろっ!!!」

言葉と同時に身体を屈ませた。壁には包丁…包丁を振った女性が立っていた。

「死んで償え!ドブスがぁぁぁ!!!」

「十文字くん!?やめろっ!」

間に合わなくて当然の距離。人生が終わる瞬間…

「はい、そこまで」

知らない男性が女性を押さえ付ける。なんなんだいったい?

「自分で実行する復讐も楽しいけど、俺に依頼した意味無くなっちゃうよ君?」

「は、離せっ!私が決めたことだ!関係ない!」

「関係あるんだよこの案件は…そうだろ?カナエ?」

「…」

カナエと知り合いだったのか?

「このブ男は死ななきゃいけない!カナエ部長、知ってて面倒見てたんですか?私の過去を知ってて笑ってたんですか?兄に謝ってくださいっ!!!」

「この状況でも我が強いねー。おい、ブ男。オマエは死ぬべきなのか?」

たぶんそうだ…そうに違いない。

「鳩野カナエ!こいつは死ぬべきなのか?」

「…違います」

「何を言ってるの!?死ぬべきなのよ!」

「宜しい!ならば裁判だ」

男性がそう言うと空間は壊れ、一度は見たことのある裁判所内が現れた。容疑者は自分。




容疑者C!裁判を行う。貴様は全てにおいて肯定か否定しかできない。中途半端も駄目だ。いいな?


ハイ


今回は証人が2名。発言は許可するが、審議中に異議を唱えるのは許されない。胸の内に秘めとけ。裁判の邪魔になる。

さて、1番大事なことを覚えているかいないかで罪状は変わる。重要なことだ。いくぞ…

「【十文字さとり】を知っていますか?」

イイエ

(嘘よ!私を見たじゃない!矛盾してるわ!)

はいはい、証人。いきなり自我を出さないでくれ。場がシラけるだろ?結果によっては【罰】を与えなきゃいけない。理解したか?

(…)

よろしい。

しかし【十文字さとり】を知らないとは…一応聞いておくが、自分が【罪】を犯したのは知っているんだよな?


ハイ


なら、再開するぞ

「【鳩野カナエ】とは昔馴染みですか?」

ハイ

「【鳩野カナエ】とは対等ですか?」

イイエ

「【鳩野カナエ】はバラバラにされたAですか?」

イイエ

「【鳩野カナエ】は血液を抜かれたBですか?」

イイエ

「【鳩野カナエ】は殺害に関与してますか?」

ハイ

「【鳩野カナエ】はAと知り合いですか?」

ハイ

「【鳩野カナエ】を庇っていますか?」

ハイ

「人間じゃあないから?」

…ハイ

質問を変える。

「殺されたAの【妹】を知っていますか?」

ハイ

「【妹】は殺害に関わっていますか?」

「【妹】が殺害と関わっていたと知りませんでしたか?」

ハイ

「Aと【妹】を他人は理解していますか?」

イイエ

「貴様とAと【鳩野カナエ】の秘密ですか?」

ハイ


ここまでで質問はあるか?【十文字さとり】

(質問?質問だって?ある全部ある!私が…え?秘密?隠している?いったい何を…?)

あー、纏まってないならいいや。【鳩野カナエ】からは何かあるか?

(No)

ならいい。答え合わせの時間だ。

「A兄妹と【鳩野カナエ】は事件が起きるまで【天使】でしたか?」

ハイ

「Aは【神託】を受けましたか?」

ハイ

「Aはそれを回避しようと動きましたね?」

ハイ

「本来ならCは死んでいた筈ですね?」

ハイ

「でも手違いが起きてしまいましたね?」

ハイ


もう証明していいか?ドコデダレガナニヲシタなんてわかりきったことだろ?

(違う…私じゃない…私は殺してなんかいないっ!!!)

うるせぇ!テメェの真実は偽証だったってことだ!受け入れろ!


証明 人間だと思い込んだ天使が復讐を選んだ理由

天使であるA兄妹と【鳩野カナエ】3名は人間社会を経験する為に現世へ舞い降りた。【鳩野カナエ】はどんな【神託】が来ようとも動じず平然としていたが、Aは違った。

最初の友達であるCの運命に絶望し、惨劇回避の為Cと共に行動することを決意。自己犠牲を払うつもりでいた。

7月31日朝、【神託】を受けたAは【妹】にCの家へ行くと伝え、飛び出して行った。【妹】はそれが面白くなかった。人間は愚かだからこそ面白いのにと考えていた。

昼、【妹】は何も考えず学舎へ向かうとBがバットでCを殴っている所を目撃する。【妹】は思った「誰にも発見されなければ、何をしたって構わないのではないか」と。体育準備室へ逃げるように入るCと追うB。施錠されていた扉は【妹】の願い通り彼らを誘導した。扉に耳を立てると追い込んだBが扉を閉めた。このまま放置して家に帰った。

Cが見つからないAは【鳩野カナエ】に捜索を手伝って欲しいと頼み同時刻、学舎に一緒に入った。すれ違うように【妹】と出会ったが、大好きなオモチャを捨ててまで家に帰ろうとする【妹】に恐怖する。

Bが現れて言う「オマエのおかげで手こずったが、ようやく殺せた。間に合わなくて助かったよ」AはBを刺した。凶器はオモチャの注射器。神業の如く、Bは死んだ。

【鳩野カナエ】は悩む。この事案をどう報告するかと。自分のことしか考えていなかった。そしてAは言う「【妹】の【罪】を背負い、【罰】として自害します」その覚悟に協力することを誓い、天使の力で人間を騙した。最後、人間が作ったゴム手袋で自らの翼を千切り燃やした。

8月1日、堕天した【鳩野カナエ】はCが生きていることを知る。【神託】を真面目に受けたAの代わりに一生寄り添い育てる決意をした。一方でAの【妹】は最愛の兄が死んだことを知り、自らの使命を消去。逃亡する。

依頼人【鳩野カナエ】は全てを思い出させる為に【十文字さとり】の捜索依頼をした。


「なんともみっともない結果だ。何処の神かは知らんが、清く正しい天使と最低の人間が死んだ。お悔やみ申し上げます。よかったな貴様、俺の初めての無罪獲得おめでとう。シャンパンでも飲む?」

「あんたのせいよ!全部あんたが仕組んだんじゃない!?そうじゃないと…」

男性は女性の顎を握り潰した。

「俺は誰も創造していない。先に居たのはテメェ達じゃねーか。テメェの上司最低だな?テメェもだが放任しすぎだ。危うく詐欺られるところだったぜ…」

裁判所が消える。

「さて、忘れがちだが言っておこう。天使・悪魔は俺に反逆したものは即現金だ。セリフなんか言わせないよ。逆らったんだから。バイバイ」

パチンと女性は札束になって消えた。

「お見事でした。ドロク様」

「お世辞はいい。それよりこいつだ」

自分の襟元を掴まれる。

「今回の依頼の報酬…なんだと思う?」

「僕には理解できません」

「だろうな。でなきゃ、今回の結果は訪れない…」

男性の手が自分の身体にめり込んで貫通しそうだ。

「よく見たらブ男じゃなくて、普通の顔じゃねーか。どっかの神様はさぞかし妬んだみたいだなぁ?『完成品』に『バグ』を入れたんじゃないか?」

「…左様です」

「ならばカナエよ!今回の俺への報酬はこいつを見捨てることだ。ようやく巣立つ時が来たんだ」

カナエは悩んでいる。見捨てたいのか…?

「………かしこまりました」

カナエ?

「よかったなぁ、オマエ。死にたいと死ねないが混ざり合った因果が取り除かれる。喜べよ…素直に喜べよ?こっからはエンドロール。ハッピーエンドだ。拍手喝采大号泣必死の幕開け。映画は最後の最後まで気が抜けない…勝手に帰るなよオマエラ!ネタバラシしたくて興奮してるだろうが【自主規制】はメっ。寸止めって叡智だろ?我慢の限界か?卑しい豚め…仕方ない、顛末を見せてやるか」




「…やっと仕事終わりましたね〜。うわっ、10時過ぎてるっすね。終電には余裕ありますね先輩」

「うん…ごめんね後輩ちゃん。ちょっとショックで身が入らなかったよ」

「無理ないっすよ…」

十文字さとりが居た机を見る。

「ご家族が死んでしまって、実家を継がないといけなかっただなんて…あたし達って信用されてなかったのかな…?」

「そんなことないっすよ!だから部長と話してたと思うっす!………寂しいのは本当ですけど…」

ドアが開かれた。

「ただいま戻りました…あれ?まだ帰ってなかったのかい?2人とも」

「ややっ!?部長じゃないですかー。しんみりとした時間返してください!ハヤクアヤマッテ!労いの言葉が欲しいですぅ〜」

「失礼よ全く…鳩野部長お疲れ様です。あたし達、ようやくですが引き継ぎ終わりました」

「うん、ご苦労様。明日からお盆だからゆっくり休んでね」

「苦労も苦労した世の中ですが、ご褒美が欲しいです!何か食べに行きましょう!」

「いいよ」

「えっ…?」

「おっほー。ノリノリですねぇ〜。ホームラン打つ気ですか?あたしも参加する。開幕10割決めたいっす!」

「よろしいのですか?」

「うん、機会がなかったからね…それと、君とはちゃんと話したことなかったよね?」

「鳩野部長…」

「あ、やっぱ参加しないです。同行はしますけど。自分、隣の席で白米食べてますんで。邪魔はしません。視線は釘付けですけど」

「そうなの?残念だな…実は食事をする前に会わせたい営業の方がいてね。見た目は怖いけどいい人なんだよ…写真あるけど見てくれる?」

「…これは凄い。あーしのストライクゾーンがビリビリする。紹介してください!!!ダブルデートでランニングホームランしましょう!…先輩も構いませんよね?」

「いいのかなぁ…うん、そうよね。暗いなら明るくしなきゃ。鳩野部長、ご馳走になります」

「気にしなくていいよ。僕の役目は君たちを満足させることだから…」

こうして会社を去った。


オレの名前は竜宮悟。32歳独身。仕事はしていない。

現在に至るまで不治の病だった。鳩野カナエが支援してくれなければ死ぬ定めだった…が、同時に死を急ぎたくて酒やタバコに手を出した。苦しむのは嫌だった。

今のオレはドロク様によって不治の病が消えた。

その結果どうなる?医療機関は奇跡の産物だと自分らを称えた。政府は日本の為に労働しろと税を渡した。

………オマエ達は何を言っているんだ?

首を吊ろうと思った。現実は非常で絶望しかない。

でも、救ってくれたドロク様は許してくれるだろうか?

「赦す」

あぁ、ドロク様…

オレは………


オレをドロク様の奴隷にしてください。


「いいよ。おいで。慰めてあげる。悟くんは何も悪くないよ。生きてて偉いんだ。悪いのはオマエ達で君じゃない。取り残された君は俺を頼っていいんだ。哀しみを喜びに、怒りを癒しに。君が望むなら、全部肯定しよう」

オレは光栄だ。幸せだ。残念だったなオマエラ。

ドロク様はオレをペットにしてくれる。餌を貰い、遊んでくれる。オマエラには無理だ。ザマァないぜ…




よぉ!映ってるか?

BAN対策で事後報告なんだが、後輩ちゃんを抱いてやったぞ!はーい、後輩ちゃん?ギャラ出すから喋っていいよ?

「…もっと………くだひゃい…」

はい、ありがとー。

もうオマエラに見せる出番はないからポイポイするね。これで【自主規制】したやつは黙って捗れよ?コメ欄でBANされたくないからな!確定的禁止言葉を設定してるから無理だけどな!

ドッ、Wahaha。

そういえばこの3人が勤めてた会社、倒産したらしいぞ?当たり前だよなぁ!?あんだけ残業してるのに他人へ仕事任せてナニしてんだか…きっと、十文字さとりと同じようにくだらない毎日だったんだな。嫌いな物に蓋してあと処理は…最低だなオマエラ!!!天使になんかになるんじゃねーぞ!

やっぱ段取りって必要だよな。危うく天使の願いを叶えてあげる所だった…紙一重ってこう言うのか?俺、神様だぞ!?一重じゃなくて二重瞼なんだが?神様のインボー………いやんっ、イヤラシイ。馬と同じくらいなのかしら?ご立派ぁっ!!!あんぐらいないと神様やってられないゾ。俺の?【自主規制】様と同じくらいだぞ。

本音だが、一体何処から天使と悪魔が産まれたんだろうな?オマエラも機会がないとわからないだろ?日本の歴史上、その従者がいるのは解ってるがアイツらはどうやってこの現実に介入するんだ?それぞれの国から出られない筈なのに…

難しい話は辞めるか。

え?同僚ちゃん?あー…子宝に恵まれて六子を産んだらしい。ひとりでも育てるように頑張るんだと。ガンバレ、ガンバレおかっちゃん。間違いなく君は幸せだよー。

後輩ちゃんもいつかはお母さんになるのか…ちょっと涙が出そう。子育てほど大変な物はないからな!効いてるかオマエラ!子供に子供を育てさせるなよ!気づいたら糞まみれで墓が出来あがっちまう。尊い物だからな責任とれよ。瀕死状態は治してもらえないからな普通。

次回はどんな奴だろうなぁ?何を願い、何を求めたいか?ネタバラシすんなって?しねーよ。でも、この流れを読み取れるならある程度は予想できるだろ?飽きたか?飽きるよなぁ?現実に。なんでそんなことをしなきゃいけない?疑問に思うか?解決したいか?なら、俺の奴隷になれ。俺を崇拝し、俺に課金して、俺にあやされろ。面倒みてやるよ。交代交代だけどな…

嫌なら現実に戻れ。この世界はそれでできてる。俺はいるし、いない。シュレディンガーを知ってるか?それが正解。存在は不正確。結局難しい話になってしまったな、謝るよ。楽しい時間は限りなく限界まで不透明。次まで待てるな?待っててくれよ。

これはエンターテイメント。知ってるよな?終わりがない。終わる筈ない。終わらせるのはオマエラなんだから………

ご愛読ありがとうございます。

久しぶりに行った飲食店が味変されていて「そうか…経営が大変だから仕方ないよな」と思う寂しさより、友達に「マッズ!」って言われた方が傷つくわたくしendigoでございます。

オマエ年内に投稿しないのでは…?hahaトラックだよ。トリックなんだよ。打ち間違いするんだよ。スマホで書いてるからね、予測が上振れします。大暴れする大人って良いですね。支離滅裂のこと言って、バッタバッタと敵を薙ぎ払う…実に気持ちがいい。吹き替えだけ?そんなことないよ。日本だって…ほら…あったじゃん…?新作出ないなら、自分の脳内で楽しもうぜ。共有しちゃいかんぜよ?推しが被ると対消滅する方々も居ますので。

さて、負けヒロインを愛でながらハイパーボム極めますか。僕あのキャラ好きなんですよ。気合い入れる度に服破くのでお母さんに怒られてないかなと心配です。可哀想じゃなくて可愛いんですよ。次回予告でもしますか…

「次回っ!endigo プレミをしまくる」乞うご期待!

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