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【補記】季節と暦について
一年は十二か月。一か月はおよそ三十日。
セントルム王国含む大陸の支配的な宗教においては一月を新年とし、この日に世界が生まれたとされている。おおよそ冬至の時期と一致し、一日が次第に長くなっていくことから一年の起点として定められたと考えられる。
一方、聖山麓の先住民たちの一年の始まりは春。セントルム王国での四月にあたる。
おおよそ春分の時期と一致し、朝夕がちょうど半々になる日を一年の起点としたと考えられる。
セントルム王国における季節と暦の関係は以下の通り。
1月 仲冬
2月 晩冬
3月 初春
4月 仲春
5月 晩春
6月 初夏
7月 仲夏
8月 晩夏
9月 初秋
10月 仲秋
11月 晩秋
12月 初冬
ノートリオ領では、だいたい10月~5月までは降雪がある。
ただし10月、5月の降雪は本格的ではなく、暖冬の場合は一切降らないこともある。また、どれほど遅くても5月半ばには雪解けが始まっており、草木が芽吹き始めている。