5、『ご主人様の甘いてほどき〜禁断のメイド〜』ジェニファー・デイル著 立石ゆかり訳
『ご主人様の甘いてほどき〜禁断のメイド〜』
ジェニファー・デイル著 立石ゆかり訳
(書名 『2人の戦士と乙女』 M・ハート/J・デイル 他
イラスト 蝶野飛沫 収録作)
エロティカラブロルージュ文庫 2021年 第1刷
〜黒髪の堕天使の美貌を持つご主人様とメイドの甘々プレイ集〜
ストーリーはご主人様は子爵。メイドは労働階級。『ご主人様は欲望は満たしてくれるかも知れないけど、愛をかえしてくれたりはしない』(P149)子爵の愛人ではなく、最終的に主人公は現実的な選択を選ぶ。もちろん、ご主人様のお望みで。
ご主人様は一応、天使のような美貌という事なのですが、愛に疲れた哀れな中年のおっちゃんに見えてくるのは、子爵だからですかね(溺愛あるあるですが、公爵だったらカッコいいのかな?)いや多分、セリフのせいです。
『洗って欲しいのは背中だけではない』(P137)とか一部自粛しますが『そろそろ(ピー)を教えてやろう』(P153)とか。
(ちなみにこのセリフに対してメイドさん(主人公)は『どなたですか?』(P154)と返すので、最初は「ウブな子だぁ」と思ったものです)
アブノーマルなLOVEをしてきた分、ノーマルなLOVEに隣の芝は青い状態だった主人公はご主人様とダークホースを心の中でちゃっかり比較するんですが……(←オイオイ)。
なんだかんだ言って肉食系女子じゃん!
肉食系女子は夢を見つつ、だいたい現実主義者だよね〜と思う結末でした。
やっぱり、ヒーローは肉食系女子に食い尽くされる哀れな子爵様だなぁ(しみじみ)。
甘々度 星1
俺様度 星4
現実離れ度 星5
LOVE度 星5