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11/9 久しぶりにナッくんを踏み潰しかけました
トイレから出て──
ふー……
ゲリダ豪雨だったな
そう思いながら──
キッチンの流し台へ向かって歩きだすと──
私を追いかけて、ナッくんがすごくわかりにくい低い姿勢でそこにいました。
その頭を私のかかとが──
踏み潰す前に気づいて、慌てて足を退けました。
少し怖かったようで、手を伸ばす私から逃げようとしました。
抱っこすると安心してくれたようで、いつものように『わぁ〜、高い。面白い』というようにキョロキョロ。
「ナッくん……」
言い聞かせました。
「ママにわかるように存在しなさい」
おやつをあげると何もかも忘れたようで、今はあっちこっちを探検して遊んでいます。
この前一度、トイレから出てすぐのところで伏せの格好でいたので、わざと気がついてないフリをして足を乗せてやったことがありましたが──
まったく逃げる様子もなく、私の土踏まずを背中で受け止めていました。
私ももちろん気をつけますが……
学習能力を授けたい……。





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