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11/3 朝から超元気
朝5時──
起きるにはまだ早いけど、目が覚めてしまった。
「トイレトイレ……」
起き上がり、トイレに向かって私が歩きだすと──
ダダダダッ!
後ろから光速の走りでナッくんが追いかけてきた!
慌ててゆっくりドアを閉めると、外で激しい音がする!
ガガガガ! ズガガ……!
トイレと浴室の間に設置している旧トンネル玩具の中を出たり入ったりしているようだ!
私がトイレから出ると、トンネルの出口から仰向けで顔を覗かせ、私の次の動きを伺っている……。
朝食を作るため、私が電気フライヤーの電源を入れるのを、そのままじっと見ている。
私が居間へ移動すると──
一瞬で私の前へ回り込み、首をのけぞらせ、私の顔を視線で捉えた!
「はいはい……。ミルクだよね?」
ミルクをお皿まで飲むナッくんをずっと見ながらニコニコしていた。
「元気だね、本当に初老?」





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