747/759
9/17 帰ってみたら、ナッくんがw
暑かった。
暑い中を延々手仕事。
意識が飛びかけて、倒れかけた。
熱中症になりかけた。
気分がホンマに悪いので、早めに帰らせてもらった。
フラフラしながらアパートの階段を上り、カチャカチャと音を立ててドアを開け、引き戸を開けて居間に入ってみると──
私の靴下を頭にかぶったナッくんが、私の座椅子の上で踊っていた。
お腹を上に向けて、お尻をくねくねと振って、靴下をかぶった頭を座椅子に擦りつけている。
「何やっとんww」
私が声を出すとようやく気づいて、靴下からスポンと頭を抜いてこっちを見た。
そのかわいい顔に、気分が悪いのが少し吹っ飛んだ。