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7/21 アホさの証明
エッセルスーパーカップが冷凍庫に半分残してあった。
暑い外から帰ってきて、それを思い出し、熱中症寸前でガクガク震える手で取り出した。
「うまーい」
ホクホクの笑顔でアイスを食べる私の横に、白いイタチがやって来た。
『何を食べてるんだ?』
「アイスだよー。ナッくんにもあげるね」
蓋の裏にちょこっとスプーンで入れてあげた。
興奮しながら舐めはじめるナッくん。
舐めると蓋が動く。
ペロッと舐めるたびにナッくんから逃げるように、床の上を滑っていく。
それを追いかけながらペロペロするナッくん。
蓋は逃げ続け、ナッくんのトイレのほうへ滑っていった。
移動しながらペロペロしていたが、蓋がトイレに入ると、残念そうに戻ってきた。
先代ハルくんは、ちゃんと前足で器を持って食べていた。