5/24 企画がキツかったもうひとつの理由
今朝で個人自主企画『瞬発力企画』が終了した。
予想外の大反響で、主催者はその負担の大きさに、少しだけ後悔した。
とはいえ参加してくださる方が多いのはもちろん嬉しくもあり、頑張って最後までやり遂げた。……あ、いや、まだ読んでない作品あるけど。
企画がしんどかったのは、仕事をしながらということもあった。
企画を始めると同時にいきなり連勤が始まり、家にあまり帰れなくなった。
1日だけ家でゆっくりできる日があって、その時に溜まってる未読作品を片付けようと思ったのだが……
私がスマホを見ていると、ナッくんがやって来て、私の右手に絡みついてきた。
『遊ぼう』
「ごめんねー。今、企画やってるねん。これ終わってから──」
『遊ぼう!』
私の右手に抱きついてきたかと思うと、指の間に顔を入れ、ペロペロする。
撫でてやるとプロレスごっこが始まった。
ひとしきり遊ぶとナッくんも私も満足し、疲れたので横になった。
私のベッドの上で、ナッくんが毛づくろいを始めた。
その格好がとても面白かった。
つい、見とれてしまった。
私が思わずくすっと笑い声を立てると、ナッくんがハッとしてこっちを向く。
『もしかして……ミルク!?』
ずんずんずんと、こっちへ近づいてきた。
ミルクを飲み終えると、しばらくまったりしていたが、急にぴょんぴょん跳ねはじめると、ケージの中に吊るしてあるハンモックに飛び乗り、すぐに降りてきて、駆け回って遊びはじめた。
ついつい、目がナッくんを追ってしまう。
結局、企画参加作品を読むのは明日にすることになった。





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