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5/19 ナッくんのかわいさにヨダレが垂れた
座椅子に座ってスマホを観ていると──
ナッくんがやって来て、私が立ててる膝の下でお座りした。
そのまま落ち着いて、たまに私の顔を見上げてくる。
「かわいい……」
「かわいいな、おまえは……」
「か……、かわいい……、かわいい……」
思わず笑顔で見とれてしまった。
私を見つめているナッくんめがけて──
アホみたいな笑顔の私の口から、ヨダレが落ちた。
幸い、ナッくんからはずれてすぐ横に着地した。
ナッくんはそれを『何か落ちてきた!』と、いそいそと匂いを嗅ぐ。
そんなものの匂いを嗅いじゃだめ。
っていうか……ごめん。





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