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ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2025年 3月

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3/23 ナッくんはふてくされる

 ナッくんが安眠妨害しに来た。


 若い頃よりは優しい。

 飼い主の顔をペロペロ舐める。

『ミルクくれ、ミルクがほしい』と念じるように──


 私が起きないと爪で掘りはじめる。

 ちゃんと私が大して痛くない、しかしまったく痛くはない場所を知っていて、そこを掘る。主にふくらはぎ、背中、そして後頭部だ。


 爪を切ってなかった──


 後頭部をバリバリバリ! と尖った爪で掘られ、あまりの痛さに起きるなりナッくんを掴んだ。


「痛いわっ!」

『ミルク?』


 時計を見ると5時前。

 ほっといてトイレに行った。

 ついて来た。

 トイレのドアを外からカリカリカリカリ引っ掻く。

 開けると期待マンマンの輝く目をして飼い主を見上げる。

 ベッドに戻る飼い主に急いでついて来る。


 私が再び布団に戻ると、絶望した顔で立ち尽くしていた。




 それ以来安眠妨害はなかった。

 どうやらふてくされたようだ。

 7時半に起きた。

 ミルクを求めて起きて来るかと思ったら──


 よっぽどふてくされたのか、音もなくまだ寝ている。




 そろそろミルクを作ってあげようかな……。




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― 新着の感想 ―
>「痛いわっ!」  『ミルク?』  これだけ見ると飼い主をミルクさんと呼んでる気がw
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