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12/20 あのしっぽは……何？
お風呂に入ろうと立ち上がった。
ナッくんの気配がない。
ミルクをお腹いっぱい飲んだから、どっかに入り込んで寝てるんだろう。
ふと自分のベッドを見ると、枕の下から白いしっぽが覗いていた。
しっぽだけだ。
動かない。
じっとしている……。
しばらく見ていたが、まったく動かない。
隠れているつもりなのだろうか。
しっぽが全部見えてしまってるのに……。
思わず呟いた。
「……潰すぞ？」
気づかずに私が寝転んだら、ホンマに潰してしまう。
私の声にもまったく反応せず、しっぽはじーっとしていた。
放置してお風呂に行った。
上がると扉の前で待っていて、元気に浴室に飛び込んできた。
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