表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2024年 12月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

604/767

12/13 記憶喪失になりました

 約20時間、ほぼ休みなしでずーっと車を運転してました。


 まぁ、過去に毎日23時間20分連続運転を1ヶ月限定でやらされたことがあるので、それと比べれば大したことはないのですが──


 でも疲れました。


 くたびれて──


 記憶喪失になりました。





 部屋に帰ると足元に何か白いものがすり寄ってきました。


「うわ! 何、この動物!?」


 私がそう口にしても、揺るがずにぴったりと足の甲に乗っかって、くっついています。


 何かを強く求めるような表情で、じっと私の顔を見上げてきます。



 なんだろう──


 なぜ、この白い動物は、こんなにも熱烈に、私の顔をじっと見つめているのだろう──


 なぜ、私はこんなにも、この動物に懐かれているのだろう──




 何に使うものなのか、ガラスのお皿が床に置いてありました。


「これは……何?」


 私がそれを手に取ると、白い動物がめっちゃソワソワとしはじめました。


 そこら中をうろつき回り、戻ってきては私の手に前足を乗っけてきます。




 ガラス皿にミルクを作って入れてみました。


 白い動物が、私のことなどまるでどうでもいいように、夢中でそれを飲みはじめました。


 飲み終わったらとろけます。


 顔を洗い、絨毯にほっぺたをなすりつけ、とても満足そうです。


 大好きなものを堪能した白い動物を見ながら、私も笑顔になっていました。


 そして記憶を取り戻したのです。


「ただいま、ナッくん」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ナツ < 記憶喪失かよ?! コンボイ姐さん < 実はヤラセでしたw ナツ (┛◉Д◉)┛彡┻━┻
うわあっ!!記憶が戻って良かったああ(´;ω;`)ウゥゥ 最後の一行で涙腺崩壊。
記憶が飛ぶほどの疲労とは大変でしたね。 お疲れ様で御座います。 どうぞ御自愛下さいませ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ