表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2024年 11月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

591/767

11/17 少しは上手になったかな?

 指の先にチューブのおやつをつけて、差しだすと、フェレットは喜んでそれを舐める。


 ハルは食べることに興味があまりなかったが、これだけは好きだった。


 上手に指についたおやつを舐め取る。


 公園で会ったひとにやらせてあげると、めっちゃ喜ばれた。


「かわいいー!」

「ベロが気持ちいいー!」


 子どもも大人も、みんなそう言って笑ってくれた。




 ナッくんはこれがとんでもなく下手だった。


 勢いよくベロッ! と一舐めして、まだまだ指先についてるのに、次のミルクを欲しがった。


 公園で出会ったひとにやってもらっても、指先に相当残していくし、「かわいい」とも「気持ちいい」とも言われたことがない。


 下手くそだからと思って、たぶん3年は指先からは与えてなかった。だって残していくから……




 ものすごく久しぶりに、指先からあげてみた。


 成長したんだから、上手になってるかもしれないと思って。


 指先にゲル状のおやつをつけ、はいと差しだすと──


 勢いよく突っ込んできた。


 勢いよすぎて、鼻にべっとりくっついた。


 舐め取るのは上手になっていた。


 少しも残さず、しつこいぐらいに舐める。


 もうなくなっていても、ずっと舐めている。


「もう、ないでしょ!」


 私がツッコんで指を引くと、ようやくやめた。


 そして鼻にべっとりとついたおやつを苦労しながら舐めはじめる。



 やはりアホなのは変わってないなと思った。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
馬鹿な子ほど可愛い を現してますね (๑˙❥˙๑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ