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ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2024年 3月

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3/29 出るんだってば

 仕事の途中で家に帰った。

 1時間足らずでお風呂に入ってお弁当をして、その他色々しないといけない。


 ナッくんのお世話ももちろんしなければ。

 お風呂を入れながら冷蔵庫を開けていると、引き戸の陰からナッくんが顔を出してじっと見てきた。


 かまってる暇はない。お風呂のお湯を止めに行くとついて入ってきて、じっと私を見上げてくる。


 かまってる暇はない。居間へ歩くとついてきて、じっと隣で見つめてくる。


「はい、かわいい、かわいい!」


 オコジョのようなかわいい生き物につきまとわれる力に負けて、頭を撫でてしまった。


「くくく、くくくく!」


 ナッくんがご機嫌な声を出す。


「かまってあげてる暇はないんだよっ!」


 そう言いながらも私の顔は笑い、手は白くて細長い体をがしっ! と掴んでしまう。


「くくくくく! くっ! くくくっ! くくくくくっ!」


 ナッくんの嬉しがる声が騒々しくなった。





 結局ナッくんとしばらく遊んでしまった。




「はっ!? いかん! もう出なければ……!」


 立ち上がった私の足に、手を広げてナッくんが抱きついてきた。


 だめ、だめ。もう出るんだってば!




 結局、1時間ぐらい寝る時間が削られてしまった。




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