表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
448/700

2/9 ナッくんの鼻が冷たい

 最近、ナッくんの安眠妨害が、優しい。


 前はいきなり背中を爪で掘ったり、二の腕に噛みついてきたりした。


 最近はまず、私の顔にアピールしてくる。


 鼻の下にキスをしながら──


『なー』

『なー、なー』

『なー、起きろよ、ミルクくれ』


 そんな感じでしつこくキスしてくる。


 その鼻が、やたら冷たい。


「ううっ……! ブルブルッ……!」

 思わずそう言って、避けてしまう。


 違うんだよ。キスが嫌じゃないんだ。

 君の鼻が、やたらと冷たいだけなんだ。



 ごめんね、ナッくん。キスを拒否って……。



『ミルク飲ませろやーっ!』



 キスを避けると、ようやく以前のような猛攻撃がはじまる。





 現在3歳と10ヶ月。

 人間の年齢に換算すると四十歳代前半。


 まだまだ子供みたいに元気……。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] なるほど、フェレットの鼻は冷たいのですか。 爪や歯でアクションを起こすのではなくて、鼻や口でアピールするようになったのは、労りと気遣いの精神とも解釈出来そうですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ