2/6 はっきりいいます、ナッくんはクソです!
仕事で疲れた。
お風呂に入って寝よう。
そう思いながらまったりしていると、キッチンのほうから派手な音が聞こえてきました。
私の保冷用発泡スチロールのボックスを必死で開けようとしている模様。
ナッくんは保冷剤が大好きなので、それを取ろうとしているんだろうな。
まぁ、開けてもゴチャゴチャと空容器が入ってるから、あれを全部退けて一番下の保冷剤を取り出すのは無理だろうな。
そう思って、放置していました。
さぁ、お風呂の用意をしよう。
そう思ってキッチンへ行くと──
発泡スチロールのボックスが爪で掘られてバラバラ……。
まんまと取り出された保冷剤がワゴンの下に……。
持ち上げてみると、穴が空いていて、中の青い液体が漏れ出しました。
幸い私が持ち上げるまでは漏れてなかったので、ナッくんの口に入ったとかはなさそう。
しかし──
仕事で疲れている私にこの片付けをしろと……?
ワゴンの棚に隠れていたナッくんを、思わずがしっ! と掴み、つまみあげました。
「このイタズラ坊主! お仕置きじゃ!」
そう言いながらお風呂に沈めようとすると、慌てて私の腕を登り、肩の上に乗ってきました。
肩の上をバタバタと爪を立てて逃げる……っていうか逃げれてない。いたたたた……。
「こんのクソ坊主が!」
そう言いながら、私の顔は笑ってしまいます。
プッと吹き出してしまいました。
元気なのが一番だよね(^o^)