10/7 添い寝の思い出
9月17日に『ナッくんが初めて添い寝してくれた』と書きました。
とってもとっても嬉しかったのですが……
あれ以来、一度も添い寝してくれやがりません!
隠れてひとりで寝ているか、安眠妨害しに来るかのどっちか……
何も変わってねえ!!
寂しいのでハルのことを思い出してみることにします。
ハルは寝る時は必ず一緒に寝てくれました。
電気を消して、私が布団に入ると、どこにいても何をしててもトトト!と駆け寄って来ました。
布団の中に滑り込んで、私の隣に顔を覗かせます。
すぐに目を瞑り、眠る体勢に入りました。
「おやすみ、ハル」
私もそう言って、目を閉じます。
ここで頭とかを撫でてはいけません。ツンデレなので、『べっ……! べつに仲良く寝たいわけじゃねーから!』みたいに逃げ出されること請け合いです。
眠ってくれたら撫で放題になるので、彼が熟睡するのを待ちます。
どうしてもすぐに気になって、私は目を開けてハルの寝相を確認しました。
5分毎ぐらいに派手に寝相が変わるのです。
最初は綺麗に布団から肩上を出して、こっちを向いて添い寝してくれていました。
次に見ると、布団の中に頭だけを突っ込んで、人間みたいに仰向けで気をつけをしていました。
また次に見ると、掛け布団から出てペンギンのようにうつぶせ。
さらにまた次に見ると鰻のように丸くなって。
いびきをかきはじめたと思ったら、掛け布団の上に仰向けになって、頭をカクンと90度後ろに倒して──
『ふが……ふごっ』
『ふごごががが!』
派手ないびきに思わず私が笑ってしまうと慌てて目を開けて、こっちを見ました。
『なんだよ……。み、見るなよ』
そんな感じで立ち上がると、怒ったようにどこかへ歩いて行ってしまいました。
次の朝、目覚めると、横を向いて寝ていた私の腕の中でハルが幸せそうに眠っていました。
懐かしいなあ……。
ナッくんにもあれをして欲しいのに……。





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