表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2023年 9月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

374/769

9/25 ドタバタチェック

 いきなり仕事で長距離を言われ、一旦部屋に帰って急いで準備をした。

 まぁ何となくそうなるかなとは思っていたのでご飯は炊いてある。持って行くものもまとめてはある。

 とはいえ、あとは持って出るだけにしてあっても結構ドタバタする。



 私がドタバタしていると、ナッくんが『なんだなんだ』みたいな顔をして起きてきた。


 私のあとをついて回る。


 私が触るものをすべてチェックする。


 引き出しからお菓子の入ったビニール袋を取り出すと、もぞもぞと中に入り込んで一つずつお菓子を確認する。


 保冷用の発泡スチロールの箱を開け、冷凍庫から保冷剤を取り出し、振り向くと箱の中でイタチがお座りしていた。


 着替えのズボンを座椅子の上にとりあえず置いて、ふと見ると裾から小さな白い顔が覗いている。


 ご飯をタッパーに詰め、蓋を閉めるとその上にナッくんが乗る。


 すべてをまとめ終え、リュックを床に置くと、踊るように駆け寄ってきて、閉めたばかりのジッパーを開けて中をチェックしようとする。




 ナッくんのご飯よし! 水、よし! トイレ、よし!


 出る前にミルクをあげるとしよう。


 座椅子に腰を下ろして一服していると、自分の寝床に帰って行くナッくんの後ろ姿が見えた。


 私の荷物チェックでヘトヘトになったような歩き方だ。



「ナッく〜ん、ミルク作ったよ?」


 呼んでも出てこなかった。



 荷物を全部持ってガサゴソと音を立てながら玄関へ歩いても、追いかけてこなかった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 社長宅に預けるんじゃ無いんか〜い? ヽ(`Д´)ノプンプン
[良い点] お疲れ様でしたナッくん<(_ _)>
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ