8/6 ミルクを欲しがるナッくんがわかりやすい
ナッくんは遊んでほしい時はとにかくよく動く。
私が立っていると周りを走り回り、たまに足にアタックを仕掛けてくる。
私が座っていると周りをウロウロし、へそ天になってしばらくじーっと見てたかと思うと、体に登ってきて『遊べ』とアピールする。
私が少しでもナッくんに触れるとすぐに『くくっ、くっ』と機嫌のいい声が出る。
ミルクが欲しい時はじっとしている。
じーっと、私の手か顔を見つめている。
私が膝を立てて座っていると、姿は見えないが、太ももとふくらはぎの間に気配を感じる。
足をゆっくり横に退けてみると、そこにじっと立っていて、微動だにせずに私のほうを向いていた。
「何しとん?」
聞いても無反応で、ただそこに立っている。顔で何かを訴えている。
足を戻すとすっぽりと隠れる。
また足をゆっくりと退けてみると、同じ格好でじーっとそこにいる。こっちを見ている。
触れようとすると『そういうことじゃない』みたいに拒否された。
「ミルクならだめだよ。一日一回だよ?」
私がそう言うと、めっちゃ喜んだ。そそくさとミルク皿のところへ行き、こっちを振り向いた。
「……半分だけだよ?」
甘い飼い主だ。





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