1/31 ナッくんいじめてストレス発散してやる
今、仕事から帰りました。
ほんとうは同じ仕事量でお昼までには終われるはずだったんですが……
直前になっていきなり次の予定を言われ、それがとんでもない大仕事。
普通に仕事してて、終わって、明日の仕事の予定を聞いたら「アメリカへ行ってくれ」といきなり言われるぐらいの感じ……。
準備がいるんだってこと、わかってるんだろうか……。
いきなり言われてドタバタ準備して、そんなんならあそこで燃料いれなきゃよかった、そんなんならあそこでのんびりしなきゃよかった、そんなんならあそこであれしとけばよかった、そんなんならあそこにあんな仕事挟むなよ──
そんなことが重なって、前もって言ってくれてた場合よりも3時間無駄に遅くなりました……。
ふつふつと怒りを内に抱えながら、ゼェゼェ荒い息で乗用車に乗り込み、眉間にシワを寄せながらスーパーで買い物して、ハァハァいいながら大荷物を持ってアパートに帰りました。
ナッくんはどこだ。
こうなったらイタチを虐待してストレス発散してやる。
どこだ。寝てやがるのか。
それともどっかで死んでるのか?
トイレを見ると、元気な証拠がモリモリ……。
フフフ……。いるのはわかっているぞ。
出てこい! サンドバッグみたいにしてやる!
『おつおつ、お帰り〜』
隠れ寝床から出てきて、のんきに大あくび。
それを見た瞬間、私はうっかり笑顔。
「なっきゅう〜ん! かわいいねえ!」
『おう。今日もおれはかわいいぞ』
寝起きのトイレに行くナッくん。
「あっ。ちょっと待って。トイレ掃除してあげるから」
そう言うとナッくんはいつも途中でやめて待ってくれます。
「はい。してもいいよ」
そう言うとトイレに後ろ向きに入り、しっぽを高く上げて真剣な顔。
うふふ。かわいい。
えーと……
私、何に怒ってたんだっけ?





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