1/28 ナッくんがアホに戻りつつある
凄い雪でしたね。
皆様ご無事でしたか?
ナッくんはどんどん天才になっていた。
先代ハルくんを超えていると思えるところまで行っていた。
引き戸を音もなく開ける。
引き戸を開ける必要もなく向こう側へワープする。
疲れている飼い主を気遣い、安眠妨害をしない。それどころか子守唄を歌うように飼い主のまぶたを眠るまでペロペロしてくれたりした。
衣装ケースの引き出しを開け閉めできた。
しかも得意の根性も衰えることなく、高さ約60センチぐらいの壁ならどうにかして登る。
身体を潜り込ませられる隙間さえあれば、背中とお腹を蛇のように動かしてうにうに登る。
洗面台と壁との間にある5センチ程度の隙間をうにうにと登って行く白いイタチの姿を目撃した時は目を疑ったものだ。
最近、また何も出来なくなった。
引き戸を完全に閉めていても、少し前はするっと(どうやってるのかはわからなかった)開けていたのだが、
磨りガラス越しにじっと開けてもらえるのを待っているナッくんが今はかわいい。
お陰で暖房が逃げるのを気にしないでよくなった。
昨夜は久々に激しく安眠妨害された。
私のトレーナーの中に入り込み、ザクザク背中を掘ってきた。
爪切りしても痛かった。
ミルクのお代わりをいくらでも欲しがる。
飼い主が甘いので、いつも二杯まではもらえることを知っているのだ。
でも、前は二杯飲んだら『もうもらえないから』と、大人しく寝ていた。
今は三杯目がもらえると信じて、ずっと私の前に立ち、キラキラと目を輝かせてずーっとこっちを見上げてる。
「もー……。ちょっとだけだよ?」
かわいいのでつい、ちょっとだけ三杯目をあげてしまった。





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