表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/758

春を感じることがあります

座椅子に座ってスマホをいじってて

左腕にスリスリしてくるものがある

ナッくんさっき寝たばっかりなのに

もう起きてきたの? 寂しいの?


そう思って左を見ると何もいない

確かに柔らかな感触がそこにあったのに

部屋の中をあたたかい風が通っていくわけもなく

私はただ目を細め

ふふふと笑う



ナッくんのトイレを掃除していた

ついさっきのこと

左足に頭をこすりつけてくる感触がある

ナッくんさっき寝たばっかりなのに

もう起きてきたの? 私がガサゴソするから


そう思って足元を見ると何もいない

でも私には見えるような気がする

この部屋にはもうひとりフェレットがいる

眠る時にいつも見守られてる気がする


私は目を細め

ただクスリと笑う



もうすっかり秋なのに

いつでも春の風が

この部屋には吹いている




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 私も、ふとニャンコの気配——というより、余韻を感じます。  そうゆうものですよね。
[良い点] にゃあああん°・(ノД`)・°・
[良い点] 本編ではなく、こんな風ならいつでもウェルカムですね(´;ω;`)ブワッ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ