表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2022年8月

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

136/780

 ベッドの上で行うスポーツといえば?

 最近、ようやく気づきました。


 私が座椅子に座って何かしていると、ナッくんがやって来てやたらしつこく私に構って来ることがあるのですが、その意味を。


 今まではミルクが欲しいんだと思っていました。

 もちろんそれもあるんだとは思いますが……



 また、私がベッドに上がると、ナッくんは前から異常にハッスルして足に絡んで来ました。

 私の足に抱きついて噛んだり、ズボンの裾に入り込んだり……。


 その意味にもようやく気づいてあげられました。





 私がスマホを見ていて、ふっと気づくとナッくんが、ベッドの上からじーっと私を見つめていました。

 忙しいので無視すると、ゆっくりとこっちへやって来ます。


 肩に手をかけて、私の髪の中に頭を突っ込んで、耳元でナッくんが囁きました。


『スンスンスンスン……』


「くすぐったいわ!」


 退けてもしつこくしつこく、何度もスンスンして来ます。


「わかった、わかった!」

 大笑いしながら私は折れました。

「遊んだろっか? ナッくん」




 私がベッドの上に乗ると大喜び!


 ダーッ!と駆け上がって来て、ぴょんぴょん飛び跳ねます。


 敷いてある薄い涼感シーツの下へ潜る。


「あっ! ナッくんおらんようになった!」


 もちろんどこにいるかは丸わかりです。

 もっこり膨らんでいるので丸わかりです。


 潜水艦のような動きでシーツの下を泳ぎ、こっちへ向かって来る。


「ここじゃーっ!」


 シーツの上から捕まえてやると慌てて私の手をすり抜け、口を大きく開けた顔で出て来ました。


 そこからいつものプロレスごっこ。


 私もいつの間にか夢中になって遊んでいて、気づけば汗だく。



「はー、楽しかった」

『もっと! もっとだ!』


 ナッくんは私とプロレスごっこがしたかったのです。

 ベッドの上から視線で『遊ぼう』と訴えてるのに私が気づかないから、呼びに来ていたようです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
小学校低学年くらいの男子の行動だ(*´ω`*)
[一言]  小学生男子(笑)  いままでの日記を思い返しても、そんなかんじかも。
[良い点] 潜水艦のやりますよね~( ´艸`)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ