ベッドの上で行うプレイといえば?
ベッドの上で行うプレイといえば?
もちろんナッくんとのプロレスごっこですよね!
ベッドの上でナッくんが待っています。
『来いよ』みたいに、こっちをじーっと見ながら誘っています。
私がベッドの上に飛び乗ると、『ひゃーっ! 大変だ! 敵が来やがった!』みたいに嬉しそうにぴょんぴょん跳び跳ねながら、後ろへ下がります。
ベッドの下へ飛び降りて、すぐに目から上だけ覗かせます。
ナッくんの相手は私の右手です。
左手は自分の仲間だと思っているようです。
ナッくんがベッドの上へ飛び上がってきて、ガオー!みたいに口を開きます。
そこへ私の右手が襲いかかる!
めっちゃオーバーリアクションで飛び退くと、部屋中駆け回ってから、またベッドに上がってきます。
凄いスピードで私の右手の攻撃をかいくぐり、サッと私の左手にべったり寄り添います。
『おい、左手。あいつふたりでやっつけるぞ』
人を信じる心をなくしてほしくはないので、左手は裏切りをしません。
ただ、右手と戦う気もないので、じっと戦いを見守るだけでした。
『なんだよ! 一緒に戦ってくれねーのかよ!』
左手をがぶりと噛んで立ち上がらせようとするナッくんを右手が襲います。
お腹を上に向け、4本の足をすべて攻撃に使い、応戦しようとするナッくんですが、右手は強かった。
顎の下に優しく食いつくと、うりうりと言いながら、ナッくんの全身を蹂躙します。
『負けるかぁー!』
大きく口を開いて噛みつくナッくん。
牙が爪の間に入り込みました。
「痛い痛い痛い痛い」
右手が怯んだ隙に私の太ももにも噛みつくナッくん。
ナッくんの勝ちか!? と、思われたその時!
私の右手がナッくんの首の後ろをがしっと掴みました。
こうされると身体の力が抜け、もうあくびをするしかなくなるナッくん。
ベッドの上じゅうを激しく引きずり回され、機嫌のよさそうな丸い目をして、今日もナッくんは楽しく敗北したのでした。