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【白銀の黒帝:8】魔大陸の学園  作者: 八木恵
1章:プロローグ
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人間と魔族の時代背景

この世界の傍観者であり、調停者でもある『白銀の黒帝』ことシュンの存在は、シュンが人界に興味をもたなさすぎという事もあるが、月日の流れというのは恐ろしく、古の盟約は途絶えていく。



人間の多くすむセロウノ大陸では、人間同士の争いがくりかえされ、長い歴史をもつ王国も分裂し、またクーデターにより王も変わるのである。 現在、セロウノ大陸の中央に王国があり、西の海に近い場所に商業国家。 商業国家と王国の間は、王国所属の迷宮都市がある。 迷宮都市より南下した場所には半島と島々があり、海洋国家となる。 王都より東側には魔道国家があり、東側の海の近くには臨海国家がある。 王国の北側には、皇国があり宗教国家である。


また、東側の海岸から海を隔てた場所に島々があり、東国とよばれ独自の文化が存在する。


西側の海岸側から西の先はるか海の先には大陸が存在しており、異世界から移住した魔族がすむ魔大陸がある。


魔大陸の文化は近代的で、街も整備されており、遠方にいくのには魔道電車でつながっている。 

近隣用の通勤・通学用の魔道列車やバスなど交通も整備されている。 魔大陸の存在については、一部の人間しかしらず、長年の交流をへて一部技術提供をし、人間社会でも遠距離用の魔道列車と、大陸は横断できないが近場のみの空路が存在しているが、王国の変動によりその技術提供も途絶えるのだった。


魔大陸からの技術提供がなくなり、セロウノ大陸の文明の凄まじい進歩はなくなるが低調的な進歩はしていくことで、再度、魔大陸の存在がセロウノ大陸にすむ人間社会の人間達に明るみになってしまうのであった。 

人間たちは何度か上陸を試みるも、魔大陸の東海岸沿いに隔たる霧により上陸できずなんとか人間の侵略は阻んでいた。 


ある時代の魔大陸の魔皇帝の命令により、魔族からの人間社会の侵略はせず防線に徹していたが、人間の数という驚異に対抗するため、捕虜または保護した人間との交配で魔族と人間との間に子供を作る事になってしまう。


異世界魔族と人間との間の子は、見た目人間の子と同じで人間と寿命も同じでだが魔力量が多い子供かまたは魔族と同じ陽褐色の肌で、小さな羽で飛距離はなく角の無い子が生まれる、寿命はやや人間より長く、魔力量が人間の見た目の子よりやや多い子供が生まれる。 

異世界魔族と魔界の魔族は見た目は一緒だが、寿命と魔力は異世界魔族のほうが短く少ない。 異世界魔族と魔界の魔族の間は、やはり子は生まれにくいが、それでも魔界の魔族と魔界の魔族の間より子はできやすかったが、寿命と魔力量はやや異世界魔族より多いという感じであった。


陽褐色の角のない魔族と人間の間は、陽褐色の角のない子が生まれる。また異世界魔族との間でも、同じで陽褐色の肌に角のない子が生まれるのだった。


そして、年月がすぎ、魔大陸には大きく3つの階級が設定される。 

異世界魔族と魔界の魔族の家系を純魔族とし、高い地位と名誉が与えられている。 人間社会でいう貴族と同等の地位となる。 肌が陽褐色で角のない魔族は、混魔族と呼ばれ、見た目が人間のものは劣魔族と呼ばれる。

劣魔族達は生まれてすぐ人間社会の人間と区別をするため個体認識の魔法陣の入れ墨を手の甲にいれられるのだった。 


階級が設定されるが、魔力量が規程以上であれば十分な教育がうけられる劣魔族の就職先は、一般兵隊、下働きが多く昇格することはなかったが、反乱がおきないよう十分な生活はできるようになっていた。


しかし、劣等魔族の存在は、侵略を試みる人間からみると奴隷に思われ、更に両民族の争いが激化する結果をまねくのだった。 そして、激化した中には、永年人間の侵略を拒んでいた霧が晴れてしまったのも原因の一つである。


長年にわたる攻防により両者とも疲弊し、休戦となり徐々に一部国家との形だけのわずかな交流を開始する。 

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