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鉄の馬を佩く  作者: テーさん
7/22

次の森1

今朝投稿した分と合わせると本日二話目です

ストンと地面に降り立った。周りを見たけど入ってきた扉は何処にもなかった


ここも森だなあ。とりあえず空から観察だ!

紀州のはねは大きくてかっこ良い。大鷲とかコンドルとかみたい

大きく広げて飛んで行く

「気持ちいいぞー」

凄い勢いで上に飛んで行き、激しく見えない天井にぶつかって落ちてきたが途中で持ち直してた

「ここも太陽がないな。」

外じゃなかったのか。残念


この世界にきて3時間。そろそろお腹が空いてきたわ

今度の森はさっきより本物っぽくて、花の咲いている木があったり湖があったりする

虫はいないけどね


それに食べ物がないよ。木の実はやっぱりないし小動物もいないし

ただし今度は水辺があるので試したいことをやってみることにする

「変身を試したいんだけど」

完全に人間じゃないものは動物、植物、戦闘ロボット、妖精あたりのキャラクターがあってそれ以外でも人っぽいものならゴロゴロある

たぶん変身できるはず

指定していないものはランダムで選ばれて次からは固定なので一度変身して何になるか確認しておきたい

いま考えているのは、水辺で植物になって栄養補給兼休憩出来ないかなって感じ

変身中の変化の途中の姿でも行動出来るし、変身中の姿を隠したければ霧とかでて隠せたりもする


町中でモザイク…

細かいことは一杯出来るの。でも欲しい力や強さなんかはきっと大したことないんだよね


周りに人がいないか確認して湖のほとりにきた。さっきと違いちゃんと地面は柔らかい

さあて植物になるぞ!

『何か知らない木になってるよ』これ私

つたの植物だ。何か頼りない』

『おおお、葡萄だ!実をつけれるって自分でわかる』

目も無いのに自分も相手も見えるんだね。なんだか枝動かせるし


完全に私たちがモンスターじゃない?討伐されるパターンじゃない?

枝を人間の腕にしてアリオの蔦を掴んだら、逆に蔦で締め付けられた

『ファストさん滅茶苦茶不気味だからやめて!』

自分でも気味悪いわ。


あと、口調も15歳設定のアリオは年下だけど本当は年上でわけわからないから好きに喋ることにする

うんもう、気にしない。という訳で

『紀州のランダムは当たりおおいなあ。葡萄くれよ』

と、アリオが言った


結局3人で紀州の葡萄を食べた。湖の水は怖いので魔法の水を飲んだ

本当になんちゃって水じゃないよね


疲れたのでお昼寝タイムだ!もちろん植物の姿で

『アリオ絡みついてこないでよ!一応私は女の子なんだよ』

ツッコミは無視された。ほんとに私なのか?手はかさないぞ。まぁ、木だしね


4時間後に目が覚めるように自分でセットする。紀州が体内時計の使い方を教えてくれたぞ

意識が遠のいていく


4時間後、強制的に意識が覚醒した。これ下手打ったら植物のまま戻れなくなるのではないか?

戻るきっかけが必要なようだ。うーん対策を練らなければ

でも、休んで楽になったような気がする


しかし、すぐ人間には戻れなかった。この世界の人間がいたからだ

結界魔法とか張っておかなきゃいけないんだろうか。異世界初心者だから仕方ないね


『紀州に実がなっていたら危なかったかもしれない』

『引っこ抜かれたり?』

さっき見た人間たちより年齢が上がっているし。装備も重そうなものを着けている

湖の水、普通に飲んでるよー。飲めるのか心配して損した。私達が飲んでお腹を壊さない保証もないので今は飲まないけどね


する事もないので観察タイム

でっかいリュックサックからドンドン食べ物を出している。アイテムボックス(というのかは謎)はありの世界のようだった

六人いて三人が女性。力押しだけならの基本的に男性有利のはずなのに女性の割合がこれだけ多いとなると、力の差を埋める力(たぶん、魔法)が有効ってことかな


なら私もきっと活躍できるはず

アイテムボックスがあるならあんなに堅そうなパン、調理したらいいのにそのままたべている

湖から水汲んできてそのままパンひたして食べてる


そして30分もしたら、立ち上がって軽いストレッチをしてから行ってしまった



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