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鉄の馬を佩く  作者: テーさん
3/22

最初の森3

読んで下さっている方ありがとうございます

ラスティ・クリスが言う

「よく言うアイテムボックスは99ボックス、1ボックス内におなじものなら99個までなら入るのパターンで微妙ですね。今、一つのボックスにゴブリンの魔石3個入ってます」

「こっちも同じかな。アイテムボックスは空だね」


ヘルメットとか、ピストルとかはアイテムじゃないのか?

そういえばゴブリンの棍棒拾うの忘れてた


「キャラの荷物が共有だと怖いし、同じ装備をして確認してみよっか。装備の中にアイテム的な感じの物が入っているみたいだから」

機体を降りて草むらに立つ。ほとんど風もない


まずは確認だ

装備!と念じてみるとステータスにキャラがやっていたと思われる職業?がズラリと並んでいる

学生1、学生2とかザックリし過ぎである

アイテムの探し方がちょっと解らない。実験して試すか?


まずは装備してみるしかない

そのまま記録できるように情報プールのプレートは出しっぱなしにしておく


「「学生1!」」

声をそろえて言ってみる

一瞬にして服装が変わる。ラスティは詰襟の学ラン、私は…セーラー服だった。

革靴に革の学生鞄


ラスティは学生鞄の中の教科書が表紙以外白紙だったのがショックだったみたい

私はセーラー服がショックだった。ファストは22歳…

膝上の丈のスカートのセーラー服って、ちょっと嫌だなあ、恥ずかしい

自分なのに性格はちょっと違うんだなぁ。まあ、向こうは男の子だけど


機体が消えてしまったので慌てて元に戻れ!と念じて元の機体を出す

安心の銀のツナギに戻る。フルフェイスのヘルメットは手に持っておく


キャラが持っているものとアイテムボックスは別なので相当の荷物持ちかもしれない


「あ、スキルの中にアーケード1と2ってありますよ」

選んだスキルは一覧の一番前に移動することならできた。性格が雑なのできちんと並べ直す事はないだろうな

それにこの機体はそのスキルみたいだね。装備とスキルの違いがわからないや

というか、何だか全然分からないよ


「この機体はアーケードの1みたい。装備と服もそれみたいだし」

「じゃあ、僕もアーケード1!」

ラスティは元気よく叫んでいたけど何も起こらなかった。これは元が同じ人間でもちょっとあれだな


「ウォーター出ろ」

ラスティが適当にいい加減な呪文を唱える

水は魔法で出せる。空中から地面にバシャっと落ちた。

自分の中に魔法使いのキャラクターがいるから使えるのだろうが、この世界に魔法使いがいるのかはまだ謎だ

ただ魔法は存在することは確実だ


ありがたいことにファストだけのステータスになっていなかったことには安心した


「なんだか不自然な森ですね。静かで」

食べ物が何もない。森の中なのに花とかは咲いていないし、果物なども見当たらない

ゴブリン以外の生き物を見ていない。普通いるであろう虫とか小鳥とかがいない


「うーん。水も魔法の水だから、ちゃんと体に吸収されるのか気になるよ。飲んでいる気になるだけのなんちゃって水かもしれない」

ま、それを言っちゃここもなんちゃって森ってことになっちゃいますが

「とにかく進んでみよう」

「慌てすぎです」

ラスティは落ち着きすぎだと思う


「魔法の検証とかもしたいです。魔法使いのキャラクターに変更しましょうか」

「かまわないけど大丈夫?」


私みたいに飛び出してしまわないかしら。

それも在りかもしれないねと、ワクワクしながらを見守る

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