決戦の後 浮かれる
ドラゴンが倒れた
も一度言ってみる、ドラゴンが倒れた
「やった勝った!」
寝転がっているドラゴンのまえでガヤガヤしてみるが反応なし
「消えないよ、復活するのか」
とりあえず落ちてるアイテムを拾い集める
全員で黙って見てたけど、堪え性がないので5分で飽きた。ドラゴンつついてる子がいる、やめなさい
「歌でも歌おうっか」
歌唱スキルがあるのだ!試したいよねいい声が出るんだよ
ドームの中だからか音響効果も抜群だし
もちろんここはベートーヴェンの第九でしょ
声が出る~。スキルってすごいわ歌詞知ってる~、気持ちいいわ。
全員での大合唱
今度は楽器も入ってみるか。楽器1.2.3って。3種類もあるんだよ。
楽器の種類もメンバーごとにランダムだった。私、ハープだよカッコいい!
ドラゴンの前で調子に乗って男はタキシード女はドレスにチェンジ
荘厳に歌い終わる
「と、現実逃避はここまでにして」
ヘンデクが手を叩いて皆の注目を集める。ドラゴンそのままでアイテムにならないし
私が近寄って触ってみる。やっぱり死んでるみたいに感じるけどな
アイテムボックスに仕舞ってみる
たぶん最後のアイテムはドラゴンでした
しかし、扉は出てこなかった。前にも見たようなテーブルのようなものが現れたのでそっちに行ってみる
魔法陣っぽいものが書いてある
全員で同時に手を乗せる
テーブルが小さいので、みんなで円陣を組んでるみたいになっている
ボウッと光が広がって体が浮く感じだ
私にだってわかる!転移だああ
生暖かい風が吹いている。暗い。夜なのか
外だ、外に出れた。後ろの山の斜面に扉がある
やった、やった。と大騒ぎ。ひとが集まってくる気配がある
大した月明かりもなく、空には満点の星空が広がっていてとてもきれいだな
前世では天文部だったから夜空は大好きだ。皆で見上げる
「天の川ですね」とラスティ
「白鳥座だ」とエルマ
夏の大三角形が頭の上で輝いていた
ここって、ち、地球だ
次のエピローグで最終回になります。別タイトルで続きを書くつもりでおりますので、宜しければそちらもお読み頂けたらと思っております




