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鉄の馬を佩く  作者: テーさん
2/22

最初の森2

ゆっくりと歩き始める

そもそも何故この機体に乗っているのか?ここはどこなのか?

考えは堂々巡りだ


もしかしたらキャラクター変えれないかな?頭の中ではステータスはページのようにめくれた

次のページはラスティ・クリス

ファストは郵便で参加するゲームで外見なども自分で設定したけど、ラスティは名前も全然覚えていないからどこかの雑誌の読者参加企画かな


頭の中でラスティのページを一番前に持ってきて、チェンジ!と思ったら凄く押し出される感じがした


「うわぁぁぁぁ」

目の前の地面で叫び声を上げる少年が尻餅をついた。機体で踏みそうになり慌てて飛び越える


その瞬間、10年は目の前の自分に還れない事を思い出した。目の前の少年が元の私の今の姿だ

直ぐにステータスを見てみる

ファストのみになっていた!

キャラが飛び出しちゃった


「ラスティってそんな顔してたのね。知らんけど」

「人踏み潰しかけておいてそれ?」

私は二人になっていた。いや、2キャラになっている。別々に思考するし、話している間もゆっくりと思い出していく

新しい知識なのだろうが、思い出す感じなのだ

ページをめくるとき、もっとしっかり意識すればキャラが飛び出さずに済んだこと

飛び出したキャラは死んでしまったら元の自分に意識だけが戻るが、元の自分が死んでしまっても逆に最後に飛び出したキャラに入ってしまう


命のスペアとして?

まあ、飛び出したキャラには変身出来ないみたいだし、性格もキャラに少し寄るみたいなので自分が二人いる気味の悪さは感じないで済みそう

死んで戻ったらまた変身できるようになるみたいだけど、記憶も含めて続きとしてなのかは謎


ただ、意識の共有感は全くない。自分の分身でもあるにもかかわらず不便だ

SFゲームで、みんなが繋がる能力があるものがあったので早速それを使う。これは使える。

私の手のひらに小さな一センチくらいの半透明のひし形のプレートが浮かび上がる

ここに知識をプール(溜め込む)出来るのだ

ここからなら自分の中に取り込むこともできるはず

そしてこれを通じてなら、意思の疎通をテレパシーみたいな感じで行える


私の機体は運転席の後ろの座席が縦横二列あるのであと4人乗れる。ラスティをのせる


とりあえず、便利なスキルは全部アクティブ:常に発動:しておこうかな

多すぎでチェックしてからになってしまうけど

似た名前が多すぎて区別がつくのかな

後、飛び出す前なら設定のいくつかの若干の変更ができた。年齢設定はステータスを変えれた!ガーンこの世界の22歳はどういうあつかいなんでしょう


少し開けた場所にでたので休むことにする。立ち止まっているとも言う


まだこの場所に着いてから一時間しか経っていない。森を進んでいくとゴブリンが出てきて戦闘。自分の分裂、いろいろあったのにね

時間が正確にわかるキャラは多い

サイボーグ、アンドロイドそれに人が乗れる戦闘ロボット。人間でも体内時計っていう能力を持っているキャラクターもいたし


「人がいないね。闇雲に進んでも仕方ないね」

「何ができるかチェックしたほうがいいですよ、そちらは変更が効かないので」

自分が相手でも年上には敬語。これはマイルール

「持っているアイテムもチェックしないといけませんよ」



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