表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄の馬を佩く  作者: テーさん
18/22

人のいない町4

3人が定員なのかな。広い方の中央が開いて扉からスケルトンが入ってくる。3体。テニスコート位の広さしかないので、逃げられない

見ていて解る。あの強いスケルトンではなく砂になった方のスケルトンだ。


「浄化せよ!」

ラスティが叫ぶとあっという間に砂になって崩れた。砂を即座に回収する

次にゾンビが現れ、今度は私が浄化魔法をかけて終了

最後は亡霊達だった

「アビー戦う?」

今までボーっと見ていたアビーにもちろん日本語だが、身振り手振りで貴方が戦いますか?みたいな事をやってみたら、ブルブルっと首を横に振られた

軽く頷いて、ラスティが亡霊も倒した


アビーが呆然として突っ立っている

アイテムを拾う?って聞いて、ついでに見振りをしてみたが両手を振って私達に差し出す動作をした


回収すると、直後に鍵がチャリンと落ちてきた。闘技場のフィールドで見たような演出は全くなかった


「ペリー」

アビーが客席にいた若い男性に声をかけた。一緒にアリオがいるではないか。二人がフィールドに入ってきた


五人で扉をくぐり暗闇に入ると灯りがついて後ろの扉が閉まった

「食堂だ」

ラスティが呟く。ホテルの豪華な朝食のセットのようなものが五人分丸いテーブルに並んでいる

ベーコン、ソーセージ、目玉焼きのお皿。ボールに入っているミネストローネスープ。ボールに入ったサラダ。ハーフボトルサイズの液体の入った瓶。

小さいテーブルが隣にあって、大きなお鍋と山盛りのロールパンが置いてあった

「◎×…」

アビーが何かを言いながら椅子に腰掛けて私達にも座るように手で示した

そして両手を合わせて握りしめてたぶん祈り始めた


私達も同じように手を合わせておく。アビーのお祈りが終わったようなので、指を伸ばし合掌して

「いただきます!」

と言った。豪華な朝ごはんだ


「これは美味しいですね」

戦っていないアリオが、すみませんねとか言いながらスープを飲んでいる。ペリーも普通に食べているので日常生活として戦っていない人も食事に参加しても問題ないようだ。定員が決まっているのかな


量が多い。アビーが瓶を持って帰ろうとポケットに入れたのを見て、普通に皆持って帰るのねと思っていたらペリーがお鍋とパンを消した。おお、アイテムボックスに入れたのかー

同じ機能なのか知りたいわ


空いたお皿類はまた浄化をかけてしまい込む。フォーク・ナイフ・スプーンは昨日のものと同じだ。揃っているのは嬉しい

鍵を使って扉を開けると五個の小瓶。昨日のよりは色の薄い緑色の液体が入っている

1人一つずつだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ