最初の森1
右も左もわからない若輩者でございますがよろしくお願いいたします
非常に読みずらかったので訂正を入れました
木々の間から光射す森の中を四つ足の乗り物で走り抜けていく
一体ここはどこだろう。何故こんなところにいるのだろうか
それにしても気持ちがいいわ
今私は銀色の鋼鉄の機械に乗っている。車輪ではなく、機械の四本の脚で走る
自動車位のテーブルに乗っている感じかな。それとも脚の生えた自動車か。高さも1.5メートルはある
乗った事はないけれど馬で走っているとこんな感じかも。そして私はこの機体を知っている
ヘルメットをとってしまおう。運転席が剝き出しなので風が気持ちいい
銀色ベースで赤いラインが入ったフルフェイスのヘルメットは、着ているライダーススーツと同じ色合いだが、視界が狭い
私がずっとゲームで乗り続けている愛機はゲームの中だけに存在したもののはずだ
運転席からの視界なんて知らないはずなのに、なぜだろうその機体である事だけはわかる
細かい設定なんて知らなかったけど、この場所で乗るために色々変更されているんだろうな
自転車にも乗れない私が、考えるだけで動かせているのだから
ヘルメットをとったら運転出来なくなったりしなくて良かった。実際にはただ乗っているだけだけど
ちゃんと考えてから行動しないといけないよね
深呼吸をして、一旦落ち着こう
気が付いたら森にいた。これは今、ライトノベルで言うところの異世界転生小説か?小説の世界?
私の頭がおかしくなっていなければ。おかしくなっていなければいいな
何故異世界だと思ったか?異世界生活ものが流行りだからね。は、冗談で
その1:夢ではないみたいだから。髪の毛抜いたら痛かったぁ!
その2:ステータスっぽいものが頭に浮かんだから。なんだか凄かったから後で考える
その3:出てきたんだよ!ゴブリンが
そのゴブリンにびっくりして<助けて>と思った瞬間、機体の上にいた
シュンって感じ?
変身ヒーローって変身の瞬間こんな感覚になるのかな
フルフェイスのヘルメット、服も銀色ベースのライダーススーツになっているし。
最初はセーターとGパンだったからね
それにしてもこの機体、運転席が剝き出しだから飛び道具に当たったら即終了なんだよ。どうしてこれがでた?
ゴブリンって、皮膚が緑で粗末な服を着て棍棒持っていて、ただ真っすぐ向かってくる。しかも五人もいる
レーザーを撃ったが空に向かって消えていった
運転席にあったピストルは撃った反動でどっか後ろの座席にとんだ
うわ、ゴブリンが近い
もう距離がない
パイルバンカーで後ろの二本の脚を固定、前脚を浮かせてただめったやたらにゴブリンを蹴りまくった
奴らは引かない。ただ、前にでる
自分の足じゃないからどうなっているのか感触がわからない。見えないのが辛いところ
内臓とかがぐしゃっとなっていたら嫌だなぁ
おそるおそる前脚を下してみたら汚いものは無くて、そこには棍棒一つとナイフ一つが落ちている
拾いに行こうと思ったら機体が消えてしまった。座っていたはずなのに立っている
服装もセーターとGパンに戻っている
もしかしたらと思ってその辺りを探したら色のある石が三個。普通の石ころも転がっていない森って何?
石は五つ落ちていたんじゃないかと思うけどしっかり探す気にはならなかったよ
だってセーターだよ。身を守るものは一切ないよ。石はポケットに入れておこう
地面に座るのは嫌だなと思ったらいきなり機体の上に戻っていたんだ。同じ場所にとどまるのが怖いので軽く走ってみたんだよ
うーん走り方馬みたい
からの~、今
そしてステータスに考えを戻す
シートが頭の奥の方にバラバラと浮かんでいるような気がする。何枚も
今までゲームで使用したことのある全てのキャラクター、自分が忘れてしまったような雑誌の読者参加企画のものまで並んでいる
全員分のスキルと能力値を足したものが今のステータスになっているようだ
感覚でそうおもうだけだが、恐らく正しい
ステータスの数値の部分があんまりにもごちゃごちゃしていてわからない
全キャラのステータスを合計してもこの世界で本当に強い人には勝てないのであろう事も何となくだけど解ってしまう
だからこそ全員分が身に付いているのかもしれないね
サービスっぽい感じ?誰のサービスかは知らないけど
そして気が付いた。今の自分が姿が元の自分では無い事に
ステータスをみると初めて作ったキャラであるファストだった。鏡ほしいな、顔が見たい
女性・22歳・人間 謎解きものだったので普通の人間だ。
後はよくわからない数字の羅列、恐らく能力値だと思うが色んなキャラクターの数値が混ざっているようでさっぱりわからない
気にしても仕方ないしこの場所での一般的なものを知らないので意味なし
そしてその後にスキルがずらりと並んでいる。ごちゃまぜで。そう言えば色が薄くてハッキリ見えないものもある
いろいろなことができそうだけど、凄いことは出来ない感じ
何となく途方に暮れて立ち止まる