惹きつけられる
はじめまして!碧と申します。短いですが楽しんでいただけたら…と思います!それでは。
私、早川秋乃は中学から影に身をひそめる生活を続けていた。
本や漫画にどっぷりと浸かり、数える程の友人と教室の隅っこに集まっては本の感想会を開くといった地味な日々をそこそこに楽しく過ごしていた。
好きな子なんかは感覚が分からなかったし、男子なんかどっちかっていうと嫌いな方だ。
特にうるさい男子なんかは。
「早川ってさー…」なんて話題が聞こえた時は心臓がもぎ取られるかと思うほどだ。
とにかく視界には入りたくない。
自負するほどに平和主義だ。
そんな感じで早々と3年間も過ぎ去ろうとしていた、受験シーズンの真っ只中、私は初めて彼の存在を知った。
隣のクラス、「来間春樹」だ。
とにかくこの学年、下手したら学校から莫大な人気と注目を浴びている男子だ。
私のつるむ友人達も、「あんなののどこがいいの」なんて笑いながら話していた。
噂によれば学年一の頭の良さで、スポーツのサッカーもできるんだとか。顔はわりと地味目だがそこがまたいいと女子の評判も良い。
まぁ普段なら私も「へぇー、そうなんだ」なんて相槌を打ちながら友人達と笑い合っていたんだろうが、来間は違った。
なにかとはハッキリ言えないものの、惹きつけられる。気になる。気になる。
廊下ですれ違ったことはあるもののたくさんの男子に囲まれて、よく観察するできていない。
放課後、こっそり彼の後をつけてみよう、なんて思いだったがはやく、友人との挨拶もそこそこにさっそく私は隣の教室に張り付いた。
自分でも恐ろしい行動力だ。
これまで自分を動かす彼はきっとなにかあるに違いない。稚拙な考え方ではあるけれど、自分への憎悪とともにワクワクとこみ上げるのものがあった。さぁ、放課後の尾行だ。来間の実態について解明してみよう。
お読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか。主人公、秋乃はわたくし筆者の性格とまったく似せて書いてみました。来間も、私の通っている学校の男の子に似せています!現実には絶対交わりはないんだけれど、小説の中だけでも関わってみたい、なんて淡い思いから書いてみました。ぜひぜひ次回も読んでいただきたいです!




