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サンドーノ

「ま、マジか……!?」

 垂れてくる蜂蜜色の髪を掻き上げながら、持っていたパンフレットを凝視した。

 なんということだろう!!

 先の大戦で英雄の名を刻んだ兄達がいるので、自分は別の道を選ぼうかと考えていた。

 が、しかし。

「機動学園、マジやっべーっ!!」

 パンフレットにある食堂の項目に……大盛り大歓迎な上に、メガ盛り注文可らしい。しかも上位成績者は食堂のメシのチケットをタダで支給されるという。それだけではない。

「味も良しだなんて……なんて、パラダイスなんだ、ここはっ!!」

 確か、兄達は……皇国軍学校に所属していた。量は多いが味は残念だったらしい。

 だが、このもらったパンフレットによると、新しく作られた軍学校である『機動学園』には、国でも有名なコックが存在するらしく味もピカイチならしい。マジで!!

「サンドーノ、どうかしたのか?」

「あーいや、なんでもない」

 背中に隠したパンフレットをもう一人の兄に奪われた。

「ああ、今度できる機動学園か。確か無敗の鬼神と呼ばれた男が校長になってるんだろ?」

「え? 知ってるの?」

 パンフレットを投げ返しながら、兄は続ける。

「ああ、ヤツの腕は化け物級だよ。今回の件だって、本当は手に余るから、学園に押しつけたって噂もきいてるからな」

「会ったことはないの?」

「一緒に戦ったことはあるが、遠目で見ただけだな。それだけでも、かなりの数をぶっ倒してたけど?」

 英雄にもなった兄達が、そんなことを言う人が、校長になっている。

「サンドーノ!! 見て!! 合格通知よ!!」

 書類を片手に母上がサンドーノの元へやってくる。

「よっしゃー!! 僕もこれで、食堂に入れるっ!!」

「じゃないだろ!!」

 思わず兄達に激しく突っ込まれたが、まあいい。

 そんなすごい校長とコックのいる学園には入れるのだから、きっと学園生活も楽しくなるだろう。

 ウキウキした表情で、荷物をまとめ、学園に向かう準備を始めるのであった。

名前:サンドーノ・メショリ

蜂蜜色の髪の色をした細身の青年。脳天気。

メショリ家の三男で末っ子。また、英雄に名を連ねる兄が二人いる。

パイロットとしての適性や、成績は現時点、余り良くはないようだ。

一人称は僕。口調は子供っぽい。

いちいちオーバーリアクションを取るが、偉い人が居るところではキチンとする。

兄二人と比べられ続けた為、幼さを言い訳にするための演技なのだ。

一番食べる癖にいつも腹を空かせている。


キャラ設定作成:地空乃いいちこさま

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