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誕生、機動学園!!

 都市型の船が次々と完成するなか、ひとつだけ異彩を放つ船がある。

 なぜなら、そこは都市ではなく、『学園』が入っているからだ。

 次々と物資が運ばれていく中……。


「まさか、この僕が校長兼艦長に任命されるとはね」

 銀髪の若い青年がそう呟きながら、苦笑を浮かべた。

「ですが、有能なパイロットが先生役を務めるのは、必然かと」

「だからこそ、だよ。僕は中距離では、誰にも負けないと言えるけど、それ以外は並なんだからね」

 眼鏡をくいっとあげて、青年の隣にいた眼鏡の女性はなおも続けた。

「それでも先の戦線では、我が軍を勝利に導いた英雄ではありませんか」

「ルクレツィア……あれは偶然だよ偶然」

 通路を抜けて、校長室と書かれた部屋に入る。

 まだ机と椅子しかない殺風景な場所ではあったが。

「まあ、これからも戦いを押しつけられないという点においては、いいかな?」

「首相も期待されてましたよ」

 頑張ってくださいと、控えめにルクレツィアは告げる。

「そうだね、頑張ろうか」

 机の上には、出来たばかりの、募集要項が記されたパンフレットが置かれていた。

「先生役も学生達も、その他スタッフもこれから募集しないと行けないからね」

 部屋の窓から外を眺めた。

 次々と運ばれていくのは、教材……なのだろうか? いくつもの人型の巨大ロボットが運ばれていく。

 そう、ここはロボットを操縦するパイロットを育成する学園なのだ。

 学生はもちろん、教師役であるパイロットも必要である。

 それだけではない、用務員に給食のおばさん、図書室の司書などなど、他にも学生達を支える者達も必要なのだ。

「これから大変になるだろうけど、頑張ろうか」

「ええ、良き未来の為にも」

 そのルクレツィアの言葉に、青年はやっと、笑みを浮かべたのだった。

ルクレツィアの名付け親:地空乃いいちこさま(ありがとうございますっ!!)


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